昨年末、50歳の節目の年となりました。振り返ると40代の10年間は、地方議員となって怒涛の10年間でした。特に、行政の流れ、仕組みなど市民相談の対応に、どこにどう動けば問題が解決するのか。手探りのスタートとなりましたが、ようやく10年が過ぎ議会での経験値も増していく中で充実した時間が過ごせるようになってきました。同時並行で家庭でも長女と次女が成人を迎え、3月には大学、短大を卒業。無事、就職もきまり社会人となるのも、私にとって自分自身や、夫婦の時間をいかに過ごすかをやっと考えれる時期になってきたことを実感する出来事となっています。

そんなこんなで、最近になって、これからの50代の10年間を今、じっくりと考えています。何事もはじめが肝心ですから。先述したように、40代は長年勤めた会社を辞め、選挙への立候補からはじまったため、計画や準備など考えずに走ってきました。しかし、人生もいよいよ後半戦に突入しましたので、慎重に計画をたて、確実に実行に移さなければ、取り返しがつかない年齢になりましたし、もったいないと感じています。

当然、議員を辞めた後の人生の過ごし方のことも想定した準備期間でもあります。体力的に無理の利く最後のチャンスの年代でもあります。おそらく、子どもたちがそれぞれの家庭を持ち、私に孫もできるかもしれません。息子がお嫁を連れてき、嫁姑問題が勃発することも考えられます。いずれにしましても、大切な10年間の過ごし方を充実したものにするキーワードは『継続』と『人とのつながりをマメに』だと決めています。

『継続』は、健康のためにダイエットや運動を継続する。リタイヤ後の充実した人生を送るための勉強も継続。市民の相談事やお困りごとをしっかりと聞く運動を継続。党勢拡大の運動を継続。そういった充実した活動を支えるために『人とのつながりをマメに』行っていく。人との縁を一重増していくためにマメに動く。シンプルに継続とマメで50代を過ごしていこう。と思っています。

私の好きな作家、山本周五郎は『人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ』と言っています。50代を一層、充実させるために10年、しがみついてみるかな。

 

人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ