みなさん、おはようございます。さいとう一信です。笠岡市の人口統計が発表されました。人口総合計 46,725人(うち、外国人587人)令和3年5月31日現在。

とうとう、47,000人のラインを割った。小林市政が始まった平成28

年が50,160人であったことから3,435人の減。およそ7%のマイ

ナスとなる。昨年度はコロナの影響をうけて人の流れも停滞したとみられ社会動態の大幅な減少は見られなかったが、笠岡市の人口対策が効果を生んでいるとは決して言えない現状だ。笠岡市が発表している『笠岡市人口ビジョン』では2025年で46,461人と予測していることから、結果、市の人口予測はほぼ、4年も前倒しで減少してしまっていることになる。小林市政が誕生し、第7次総合計画前半が実行されたが、この人口ビジョンが一切の根拠となっていることから、今年度予定の後期計画の見直しは人口政策をはじめ、より精度の高い、身の丈に合った政策立案が求められるだろう。人口のV字回復で有名な明石市。お隣の神戸市で最も人口が多い西区と明石市はまさに隣接する生活圏だ。調査が未熟な私見だが、明石が人口増に転じた時期と西区が人口減に転じた時期が同じことから人口の流入も一要因であったのだろう。若い世代に明石の子育て支援策が刺さり、住居を選択する際に優位に働いたのかもしれない。結果、同市の出産数は増え、戸建ても増えた。倉敷市と福山市に挟まれた笠岡市も同様の狙いがあったが、結果は出なかった。人口の大幅な減少の流れに抗い、子育て支援も、住宅助成もやった。周辺他市に決して引けをとらない政策を実行してきた。ましてや、人口流入、福祉向上を目的に水道料金の値下げをしたところで結果は見えている。市民は、決して市長や役所にユートピアを求めてやしないし、パフォーマンス、つまり人目を引く行為も望んでいない。ただただ、実効性のある、着実な笠岡市の発展を望む。

以前、NHKの番組を見た。40代のひとり暮らしの人をどうやったら減らせれるでしょうかということをAI人工知能に投げかけた。人工知能からどういう答えが返ってきたかというと,『家賃を安くしてください』が答えとして出てきた。家賃1坪当たり1,000円安くすれば,日本の35万人の40代のひとり暮らしの人口は減るっていう答えをAIが導き出した。実は、これはなかなか理にかなっている。例えば日本の人口が爆発的に増えたときは公営住宅をどんどん建てて,安価な家賃で若い人たちを住まわせて,子供がどんどん増え,日本の経済を支えていったという歴史がある。それを市に落とし込んだときに実現可能かどうかというのはわからないが、検討の余地や価値はあると思う。周辺と比べ笠岡市の民間アパートの家賃は高いと言われているので、より効果は生みやすいのではないか。

いずれにしても、今後、笠岡市は、福山市と倉敷とどう共存していこうかということを引き続き、視野に入れ政策を実行に移す必要性が高まっている。

 

以上

 

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