I can do my best that I can do just now...part2 | 斉藤秀翼official blog Powered by Ameba

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...続き。




最後に再び訪れた石巻。




建物の上には未だ車が乗っている。





石巻の映像は、この1年間メディアでたびたび目にしていた為、そこで見ているものと映像の記憶が鮮明に重なって、防災対策庁舎で手を合わせたときには涙が出てきた。何か言葉を発そうとしても、ため息ばかりが出てきたのを覚えている。









なんだか凄く励まされた。



















今回は、有志隊が支援活動をしてきた場所をまわり、現地の人と話して、現状を確認する為の訪問だったので、ボランティア活動というのは出来なかったが、そのぶんしっかり目に焼き付けて、次に何ができるかを探すことをしようと思って行った。掃除などの作業の支援だけじゃなく、こうやって行って、現状を伝えることで少しでも貢献できればいいなと思う。
ただ、実際に行くことで、少しでも元気や笑顔を届けられればと思って行ったが、僕が届けられたものより、もらったものの方が多かった気がするな。


今回僕が行って、見て、触れられたのは被災地のごく一部でしかない。

僕がまわった場所は、色々な支援や、何より現地の方たちの頑張りで、一歩一歩動き出せていたけれど、1年経った今も全く手をつけられていない地域もいくつもある。

震災直後は支援があったが
時間が経つと共にそれが減っていっている場所も数多い。メディアで取り上げられる数も減っている。


僕らが、都心や各地方の離れたところで普通に生活していると、どうしても忘れがちになっていく。完全に忘れることは無くとも、記憶は段々と薄れていくもの。だからと言って、変に何かを変えたり改める必要はないと思うけれど、同じ日本でこんなに大きな災害があったこと、そしてこの何気ない毎日、当たり前にいる家族や友人、自分が今ここに存在できていることへの感謝の気持ちを忘れてはいけないと思う。



そして、是非、みんなにも東北へ実際に行ってみて欲しいと思った。

僕は今回初めて東北へ行って、まだ本当にごく一部しか見れていないけれど、実際に現地へ行けたことで、感じたことや見てきた現状をこうして伝えられる。


自分の目で見て、
感じることができたことで、
新たな感情が生まれ、
沢山のことを考えたし、
思いも強くなった。
有り難みも沢山感じた。
また行きたいと思ったし、
行こうと思っている。
次は何かボランティアもできればと思う。



一人一人の力は大きくなくても、
その気持ちが集まれば何かを変えられるくらい大きなものになるはず。

僕一人じゃ、できることなんて
ほんの少ししかなくて、今回も有志隊の1年の活動による土台があったから行くことができた。

けど、自分だからできること、自分にもできること、自分にしかできないことが必ずあるはずだから、それを見つけて、少しずつでも何かやっていこうと思う。


もし、自分には何もできないから、なんて思っている人がいるのなら。
何かしたいと思えば、
やれることはいくらでもある。

募金でも、手紙を書くでも、現地に行くでも、なんでもいいと思う。

同じ国に暮らす、同じ日本人として、
背伸びしなくても、今の自分にできることをやればいい。

そう思う。



I can do my best that I can do just now.





そして、今回、良くしてくれた現地の方へ。
本当にありがとうございました。
今回、行くことができて、色々なことを感じました。
必ず、また行かせてもらうことを約束します。




有志隊HP

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2012,4,9 斉藤秀翼