最近巷間を賑わす話題に、「お客様は神様か⁈問題」や、「金払って給食食べているんだから、頂きます!って言わせるな!問題」があって悲しくなります!
私は、整体をやったり、家庭教師をしたり、カウンセリングをしたり、書道を教えたりしてお金をもらいます。何かモノを売るわけではなくてサービスを提供してお金を頂くわけです。
そこで、働くということと、お金について軽く書いておこうかと思います。
「働く」は「はたが楽」、つまり誰かのためになる!という意味だといいます。サービス業というのはまさにこれで、提供した価値に対してお金を払ってもらうわけです。
モノの売買の場合は、
お店屋さんで5,000円のイヤリングを売っていた、欲しいから買ってきた!という風にお金と引き換えにモノが移動するんです。
とかろが、サービス業ではモノの移動がない!
だから、価値が見えにくいというのがあると思います。
しかし、実はモノが移動する方が本質を見失い易いのではないかと思うのです。
例えば私がイヤリング屋さんをしています。私はゼロ円しか持っていない無一文なのでイヤリングを作りました。お客様がそれを気に入ってくれてお買い上げ下さった!
私に5,000円が入り、お客様の手元に5,000円の価値のあるイヤリングが行った。
私がイヤリングを作って売るという労働をしたことで世の中に5,000円の価値を生み出したというのが労働の本質です。
それなのにモノの移動があるばかりに、金を払ったんだから!と上から目線のカミサマが登場してしまうんですね!
サービス業のサービスをただで提供しろ!みたいな圧力もこういう風潮から生まれるのではないでしょうか?
そのあたりのわきまえのない人は、
「ついででいいから、ちょこちょこってやっておいてよ!」
みたいな頼み方をするんですね。
いや、サービス業は目に見える商品がない分、価値を感じてもらおうと全力をつくしているんですけど!
ちょこちょこでいいなら自分でやったらどうですか?って話です。