正直ね、ノクターンはかなり弾き込んでますし、あまり教えてもらう内容はないやろなと思ってました(汗)
でも実際にはできていないところだらけで、今日は8小節しか進みませんでした(笑)
長井先生は私の表現はあまり触らず、
「その表現をしたいならこんな風に音を出した方がいいですよ」
というコンセプトの下で指導してくれます。
例えばこの音。
1小節目の左手のミ♭にはスタッカートが付いています。なので前任の先生からはスタッカートで弾くことを強く言われていました(不満)
でも長井先生は、フカフカのベッドの底にやさしく触れるように弾いた方がいいと言ってくれました(スタッカートはダメ)
で、次の1オクターブ上のミ♭は、
右手のソが減衰してきてるタイミングなので、ソを消してしまわないようにさっきよりもやさしく弾くように言ってくれました。
長井先生は一つ一つ最高の模範演奏をして下さるので、指導内容は全て腑に落ちます。
これは最初の4小節で一番の盛り上がりの部分ですが、
「シ♭ーレードー」を大きく膨らますこと以外は、自由に弾いていいとのことでした。でも私の演奏では一番最後のミ♭の音が濁ってしまっているので、ペダルの踏み方を丁寧に教えてくれたりしました。
長井先生は生徒の
「ここはこう弾きたい」
という思いをすごく大事にしてくれていて、それに対して的確なアドバイスをして下さります。
もうこれまでの先生の愚痴を言うのは最後にしたいと思いますが(笑)、例えば前任の先生は、細かい部分にダメ出しをし、模範演奏をお願いするとめちゃくちゃヘタクソというね、私からすると、
「この曲指導することは事前にわかってるはずで、自分が弾けないと思うならせめて家で練習くらいしてきてよ」
というストレスを常に感じていました。
長井先生は初見演奏も天才的なんです。私が何ヶ月もかけて到達するんやろと思うような弾き方を瞬時にやってくれます(恐)
レッスン料は前任の先生の倍の料金ですが、お金をかけて上手になるなら全く問題ありません。
あっ、最近私のライバルが登場しました(笑)
長井先生の教え子さんで、現場仕事をしていて手にタトゥーを入れている地方出身者の30代の独身男性がいます。ピアノのキャリアは私と似ていて、最近グランドピアノを買ったというなかなかのピアノヲタさんです。ラフマニノフを弾いているらしく、私が勝手にライバル視している人物です(笑)
いつかお会いしたいと思っています。
長井先生とはホントに気が合うのですが、
「ピアノをやるならグランドピアノ一択」
これも完全に一致しました。
例えば今回のブログでの最初のミ♭の音の出し方のくだりですが、誰が弾いても同じ音が出る電子ピアノなら表現できません。アップライトなら表現できますが、強弱のレンジがグランドより狭いのでやはりグランドです。
子供ならなおさらです。
私の周りの親しい知人達で娘さんがピアノをやってる家ではほぼ全員電子ピアノです。色々事情があるのはわかりますが、うまくなりたいなら電子ピアノは絶対ダメです(笑)
電子ピアノ業界の闇についてはこちらのYouTubeチャンネルで詳しく説明してくれています。
30年くらい前、初めて電子ピアノを購入したとき、
「めっちゃキレイな音鳴るやん。これ安いしめっちゃいいピアノや!」
と思いました(笑)
それから何台か電子ピアノを購入しました。
ですがグランドピアノを購入した後、夜の練習用に電子ピアノを購入して気付きました。
「これは全てがピアノじゃない。。。88鍵あること以外は全く別の楽器や。。。」
じゃあなぜ今さらそう感じたのか。
それはグランドピアノによって私の耳が育っていたからです。
電子ピアノでは耳が育ちません。
そもそも電子ピアノはハンマーで弦を叩いていないので、ピアノではありません。
私この手の内容はもう何回も書いていますが(笑)、強い信念があるんです(笑)
ただね、国内のピアノの半分以上は電子ピアノで、グランドピアノは10%以下です。なので電子ピアノ批判をして批判されるのは私です(笑)
あっ、最近コメント欄を閉鎖していますが、理由は不快なコメントが増えたからです。承認制なので皆さんからは見えていませんが。。。
その代わり、かえでママや武田あたりがLINEで感想を伝えてくれたりしています(笑)
今日は長いブログになってしまいましたが、長井先生に対するリスペクトが強すぎて(笑)
次のレッスンは2週間先ですが、来週、長井先生と長井先生ママ(現役オペラ歌手)を我が家にお呼びして夜にバーベキューをします。
これも楽しみです!