もう、年々日本の夏どうなってっちゃうだろうーって怖くなるぐらい息苦しい暑さですが、皆さま体調大丈夫ですか…?
先週金曜は会社を早上がりした友と映画。
菅田将暉さん主演の『アルキメデスの大戦』(山崎貴監督)。
数学、数式…と聞くだけで、
何なら"算数"と聞くだけで鳥肌が立つほど苦手な私ですが、
この物語の視点が興味深く、
菅田将暉さん始めキャストの皆さんの演技がとても魅力的だった。
限られた時間内に、"戦艦大和" 総工費の不正を暴く任務を与えられた天才数学者を演じる菅田将暉さんの飄々としたキャラクターが、
黒板に長い数式を用いて見事な計算でその数式がデタラメではないことを見せつけるシーンは強烈なインパクト!
デタラメ書いたって分からないだろうと思うだろうけど、菅田さんの背中の演技を見てるとね、
これは覚えたな、セリフを覚えるのと同じぐらい当たり前のように体に染み込むまで自分のものにしたんだな、と分かる。
黒板に誰かが数式を書くのを見て胸が震えたのは初めてでした。笑
恐るべし…、菅田将暉。
(敢えてここは目を細めて呼び捨て…。)
ラストに近いシーン辺りはなかなか心情を複雑にさせる展開も見せ、あのあと天才数学者の櫂はどうしたんだろう…。
あのラストの感情は何だったのか、気になって仕方ない。
山崎監督に聞いてみたいところです。
明日6日は広島原爆の日、9日は長崎、そして15日に終戦記念日を迎えるこの季節にこそ観る価値のある作品。
そのあとの気の置けない友とのご飯は平和でシアワセだなと噛み締めた夜。
ご飯もいいお店だったのでまた後日。