「井山裕太 国民栄誉賞 受賞記念祝賀会。」

一昨日、2月に棋士初の国民栄誉賞を受賞された、井山裕太七冠の祝賀会にて司会。

七冠制覇ごとに2016年と昨年末にもお祝いのお席で司会を仰せつかり、

更にその集大成とも言えるこの特別なお席で再び司会を務めさせ頂き、

ただただ光栄の限り…。

ジャズピアニストで囲碁大使の山下洋輔さんが井山七冠を祝福する為に作られた曲の演奏でスタート。

篠笛とのコラボで圧巻のオープニング。♪♪

リハ中の山下洋輔さん。

羽織袴姿で登場した井山七冠を囲み、
大きな会場を埋め尽くすお客様と共に、

前人未到の2度の七冠制覇という偉業と功績、そして国民栄誉賞受賞迄の軌跡を振り返る祝福の時間…。

こちらは受賞の際の表彰状、盾、

記念品の硯の展示。

鶴の柄の塗りのお箱が重厚です。

ともに国民栄誉賞を受賞した将棋の羽生善治竜王も駆けつけ、述べられたご祝辞が印象的だった。

「囲碁と将棋は似たもののように扱われるが実際は全く異なるもの…。

しかしこの記念品の柄をいくつかの中から選べたが、あとで井山七冠と同じ柄を選んでいたと知り、共通点があって嬉しかった。」

関西が拠点の井山七冠は、勝つほどに対局以外のイベントも移動時間も多いはず。

プライベートで丸一日休む日がどこにあるのだろうか…と思うほどのスケジュールの中、肝心の対局に照準を合わせて心身を万全の状態に保つご苦労は察するに余りある。

それでも七冠制覇の祝賀会の時と同様、

昨日も歓談が始まったら止まらない写真のリクエストに、疲れた様子を見せず、

休む間もなくにこやかに応え続けた井山七冠の姿勢にはただただ脱帽。

囲碁ファンの皆さんに喜んで頂きたいという想いが背中から伝わってきた。

閉会後。

鏡開きで乾杯した井山七冠揮ごう入りの升。

あっ、飲んでませんよ。笑 

升酒の香りだけ楽しみました。

〜悠然〜

緊張せずゆったりしているさま

まさに、井山七冠は常に

悠然とされている印象だなぁ。

２度の七冠制覇の祝賀会に続けて、

国民栄誉賞の受賞祝賀会という大変おめでたい特別なお席で司会を務めさせて頂けた名誉に感謝の気持ちでいっぱい。

井山七冠、

この度は誠におめでとうございました！