義援物資を送る際には…。 | 斉藤典子オフィシャルブログ 「Newsな日々」Powered by Ameba

斉藤典子オフィシャルブログ 「Newsな日々」Powered by Ameba

フリーアナウンサー斉藤典子のOFFICIAL BLOG

現在BS朝日「Welcomeクラシック」ナレーション出演中。司会とナレーションを中心に時々俳優として活動している、最初からフリーのフリーアナウンサーです!
他愛もない日常を綴るだけのブログですがお付き合い下さい。♪

熊本・九州の大地震の報道で
物資不足が度々叫ばれていますが、
折角の厚意のはずの物資も、
送り方によっては”第二の災害”という
不名誉なネーミングの、
ありがた迷惑なものに成り代わってしまうという訴えを耳にして、
東日本大震災の際も確か同じことを訴えたボランティアの方の話を思い出しました。

本当に必要なもの以外はかえって混乱を招き、無駄な人手を必要としてしまうんですね…。

その前に、
ずっと熊本には個人では物資が送れない状況が続いていましたが、ようやく近隣の福岡市の支援拠点が一旦受け入れ、そこから熊本の各避難所に運ぶという仕組みが整い、これからは企業や市民も協力が出来るようです。

必要なものは日に日に変わるとか。
福岡市ホームページ にその時点で必要なものがアップされていますので、逐一チェックして送る必要がありそうです。

今は
ウェットティッシュ
栄養補助食品

とのこと。

その際、一つの段ボールに中身は1種類で、箱の外側に中身が何か分かるように記載することをお願いする一文が…。
確かに。厚意とは言え全国から届く箱を開けるだけでも大変な労働作業。
少しでも手間が省けるよう、
配慮が必要ですよね。

【迷惑になるもの】
*長期保存の出来ない食品
   (冷凍・冷蔵を要するもの、 賞味期限の切れたもの、水を使わないと食べられないもの)
*千羽鶴や応援メッセージなどの寄せ書き
*中古衣類品

なんだそうです。
東日本大震災では、使用できない義援物資が天井まで積み上げられ、その処分に数千万の費用を投じる本末転倒の事態があった様です。

恐らく、これらのものも
もう少し時間が経てばそれで救われる方も中にはいらっしゃると思うんですよね。
でも、送り方やタイミングには細やかな判断が必要ですね。
確認も、対応に追われる熊本市役所に
電話じゃなくメールで…極力福岡など近隣の自治体に。
とにかく現地に負担をかけないよう、
気を付けなければ。

被災直後は、ライフライン事態が切迫している状況なので、やはりごく現実的なものの需要、すぐ使えるものと、
とにかく人手なのだと思います。

その時その時の不要なものと
必要なものが分かれば送りやすい。

生ものはもちろん送ってはいけないものですが、生野菜やフルーツが食べたいだろうなぁ。
私なら…食べ物はもちろん、
きっとリップクリームも欲しくなるなぁ。
いやそれより仮に逃げる瞬間、
眼鏡を忘れて家を出たら避難所生活では裸眼じゃ何も見えない。
想像するだけで不安です。
自分なら何がストレスになるだろうか…色々想像しています。

九州地方、
明日は震災後、
最も大雨になるとの予報。
暴風も警戒されています。
倒壊を免れたお宅の方ほど、
土砂災害の最悪の事態を想定して、
自分の命を守る選択を是非して頂きたい、
心からそう願います。

充分注意して過ごして欲しいです。