あぁ～、チェンミンの二胡がまた生で聴きたい・・・・・。
先月末、二胡アーティスト・チェンミンのポニーキャニオン
移籍第一弾NEW アルバム「Chen Min」 お披露目イベントで司会。
５曲生演奏して下さったその音色が、もう本当に何というか、
身体の奥の方を揺さぶられて感情が絶え間なく湧き出るような演奏で。
自然と涙がジワッと出てきてしまう。
もうとにかくイイ音色で美しいんです。
ＮＨＫ「スポーツ大陸」のテーマ曲もチェンミン。
皆さんもどこかできっと既に聴いているはず！
チェンミンは中国蘇州の出身で、
上海越劇院オーケストラの二胡奏者として活躍するも、
一大決心をし91年、単身日本にやってきて日本語検定を１年！で取得。
共立女子大学を受験して見事合格。
普通に日本の大学生だったから日本語もペラペラ。
卒業後、本格的に日本で演奏活動を開始。
ヨガインストラクターの資格を持っておられるだけあって、
スリムな身体と知的で爽やかな美貌で
繊細な細い二胡を弾く姿自体が芸術そのもの・・・・。
２本しか弦がないのに、あんなに豊かな音がどうして出るんだろう。
チェンミンの二胡は不思議。
日本で聞けば和楽に聞こえたりもするが、
オリエンタルな響きにもタンゴのようにも聞こえたり、ケルトのようにも聞こえる・・・・。
世界の何処で聴いても、そこの国の民族音楽のように聞こえるに違いない！
世界のどんな風景にもマッチする、いわば国境を持たない音なのだ！
そんな温かさと、懐かしさと、大きく包み込んでくれる悠久の時を感じさせる音色。
生まれる前から、私この音知ってたみたいな気がする・・・・、
というスピリチュアルな感覚さえ覚える。
２月に初めてお子さんを産み、母性という感覚が加わり、
周囲に常に明るく気配りをしながら、さりげなくその場をまとめたかと思えば
穏やかに小川が流れるような心地良いゆとりをもった素晴らしい女性チェンミン。
チェンミンという女性の人間のスケールの大きさを感じた日でもあった・・・・。
ヨーヨー・マ/サラ・ブライトマン/坂本龍一/石井竜也/B'z/
森山良子/天童よしみ/東儀秀樹/上妻宏光/
チェコフィルハーモニックetc
チェンミンがこれまで共演してきたアーティストのほんの一部。
音楽の垣根・国の垣根を越えた音楽活動の軌跡を拝見し、
心に垣根を作らないパーソナリティーと、彼女の音楽がピッタリ一致した気がした。
もっとずっと聴いていたかった・・・・・・。
7/15リリースNewアルバム「Chen Min」
待ちどおしい・・・。