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前回、3年前の震災の日、東京にいたとお伝えしました。
その続きです。

歩道を歩いている最中に震災にあいました。

その日、私は夕方の飛行機で札幌へもどる予定だったので。
地震がおきた直後、電車が止まっているようではあったのですが、まず
品川駅までタクシーで行って、そこから、
羽田へ行く電車に乗り継ごうとかんがえました。

長男は、新宿で、もともとの予定があり
二人でタクシーにのって
新宿で長男をおろし、私は品川まで行くことにしました。

タクシーの中で、凄くおおきな地震であった事を知り、

ふと、津波のことが頭をよぎり、

「東京で、海にちかいところはどこですか?」

というような、

全く地理のわかっていない、おかしな事をきいたのです。

運転手さんは、

「東京は、津波はないよ」

と、いい

「でも、お客さんが行く品川方面ですよ」

と、答えました。
長男には、地震があったので、

新宿に行くのはやめた方がよいのでは

と、言ってはみたものの、
ふたりとも、そこまで、地震の影響がおきると思っていず。

長男は新宿でタクシーからおりました。

その後

ふと、得たいのしれない不安みたいなものが、おきてきました。

品川でタクシーをおりた私は、
羽田へ行く電車が動いていないことを知り、困りました。
そこで、タクシーで羽田まで行こうと、タクシー待ちの列に並んではみたものの
長蛇の列で、いっこうに進む気配がなく、
どうしようかと、不安な気持ちでした。

私達は、前日に、品川に宿泊していたのですが、
その朝、ホテルから、空港まで荷物を届けるというサービスを使い、

すでに、その日帰る予定の私のスーツケースを空港まで、送っていました。

飛行機のチケットは、変更不可の、格安チケットでした。
だんだん飛行機の出発の時間が近くなるにつれ
私は焦る気持ちが強くなってきました。

チケットを予約した、カード会社に連絡をとろうとしたところ、携帯が全くつかえないことに気づき、

公衆電話にならぼうとかんがえましたが、公衆電話も長蛇の列でした。

その時
タクシー待ちをしていた、前日宿泊のホテルの玄関で、驚く光景をみました。
ホテルから、大勢の、ホテル社員さん方が、どんどん、出て行くのです。

ほどなく、ホテルの説明で
地震の建物影響を調べ、安全を確認できるまでは、中を閉鎖するという、説明がありました。

そのホテルには、長男がもう一泊一人で宿泊する予定になっていて、

その長男の荷物が、前日宿泊した33階の部屋においたままになっていたのですが。
そのあと、ホテルは、クローズとなり、電気がすべて、消されてしまいました。

巨大なホテルが真っ暗になって、人がいないその光景は、とても、きみがわるく、

不安がますますおしよせてきました。

そして、そこで
一緒にタクシー待ちをしている、他の方々からの情報で
震源地は関東ではなく
東北らしきことを、しりました。