日本とアメリカの平均年収の違い
日本人の給料がアメリカに引き離され続ける理由 物価が上がっても賃金に反映されることはない | 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
1.日本とアメリカの平均年収の違い
最近では1ドル=154円に達しアメリカではラーメンが2000円以上になるなど最近の急激な円安は日本国民の生活に痛手である。その痛手は生活だけでなく年収にも表れている。
【2023】世界の平均年収・月収 日本と比較【統計データ】 | メキシコラボ (mexicolaboratory.com)
- アメリカの平均年収:約1093万円
- OECDの平均年収約:747万円
- 日本の平均年収:約581万円
上記を見ても日本はアメリカだけでなくOECD加盟国中でも34カ国中25番目という結果だ。なぜここまでアメリカと日本でここまで差がついているの筆者が個人的にわかりやすく解説する。
2.日本の賃上げ制度
まず日本はどのように給与が上がるのか。
日本は高度経済成長期に労働組合が“春闘”を通して金額が決まる。すると他の中くらいの会社が金額が決まる仕組みだ。
現在、労働組合は4%程度のお金を求めているが会社はそれを認められない。理由は二つあるという。
- 1つ目は日本人の働く力(付加価値)の低下です。コロナ以降、働く力が減少しているにもかかわらず、賃金は同じままです。
例:1,1時間で手書きで書いたイラストを15枚手動で印刷する人
2,1時間でAIによって書いた高性能なイラストを100枚自動で印刷しながら自分はイラストを売る営業の仕事をする。
もちろん働く力の大きい方は後者(2)です。
この働く力(付加価値)が日本はコロナ以降で低下している。本来ならお金を減らすが日本はお金を一定に保った。
つまり、働く力が下がっているのに賃金は同じ。皆さんは思うでしょう、仕事しなくていいやと。
- 2つ目は物価の上昇です。輸入価格の上昇は企業の利益を減少させています
4.解決策
個人的な見解になってしまうがこの板挟みに対してどのような対策が必要だろうか。
1利益の増加
その為には従来の日本システムを壊しより革新的なテクノロジーAIの導入やそのAIを使えるエンジニア、分析官など拡充。
活動拠点を日本だけでなく世界に目を向けグローバル視点になる。
2日本人のマインド教育
・ITや英語など小学校から主力知識にするように教育プログラムの変更
・IT人材やグローバル人財の育成
・“安泰”や“安全”を求めるのではなく“成長し続ける事”“勉強し続ける事”を求めるバインドセットの醸成。
個人的に日本という国は他国を見てもトップクラス安全大国で他の国にはない集団行動を求め集団同調が強い文化がある。それ自体はgoodポイントでそこから生まれた世界にはない“相手の意見をまとめる力”を持っている。しかしそれと同時に集団行動の中で“安泰”や“安全”が一番というマインドが染みつき大学に入ると勉強をしない、大企業に入ると仕事をしない、など意識の低下にもつながっている。筆者は一刻も早くこの考え方から抜け出し
・勉強し続ける事
・考え続ける事
・周りを気にせず自分を信じて行動すること
かつて第2次世界大戦で荒廃した日本が人財を切り捨て雇用にしていた頃に嫌気がさした尊敬する先人たちが雇用を守り意欲的に働いてもらうために作った企業制度(雇用制度等)は2024年になった今、本来正社員の意欲を引き立てるために作られた雇用制度がもはや従業員がさぼるための盾に化けてしまった。
ある意味日本人は自ら“安定”という名の自爆に向かっているのかもしれない。
・今後の予測
私は個人的にこの記録的な円安は続き160円で介入が入り数年後1ドル=180円まで上がる考えている。
そうなれば海外旅行はもちろん遠出の国内旅行さえもできなくなるだろう....そうならないために行動し続けよう!
今日もご覧くださりありがとうございます。この記事を見ているということすでに意識が高いということを表しています。
しかし、意識が高くても行動しなければ同じです。これからも頑張りましょう!!