マーダ★ミステリーを終えて
マーダ★ミステリー完
『マーダー★ミステリー 〜探偵・斑目瑞男の事件簿〜』
ご覧頂きましてありがとうございました。
AbemaTVで2度に分けての1週間の無料配信ということもあり、
連日あちこちからの反響で驚いています。
日頃からの皆様の応援のお蔭です。
残念ながら優勝こそ逃したものの、
きおく…きろく?…より?…
きお…
あのー…
き…
あのー…
頑張れました!!!!
(笑)
ありがとうございました。
俳優版M-1グランプリとも言える
『マーダー★ミステリーゲーム』の第1回目に出場できたこと光栄に思います。
緊張感持ちつつ信頼しあって一つの作品を作り上げたキャストの皆さん。
ありがとうございました。
何よりもこの企画を愛し、僕ら演者に愛情(とプレッシャー)を注いでくださったスタッフの皆様(笑)
ありがとうございました。
何もかもが初めての試みでした。
良いですねーー。
こういう新しい風が吹く時の現場に居られるのはまたひと味違って格別です。
Berryz工房の毎公演主役が入れ替わる舞台『三億円少女』あの時もそうでした。
手探り状態だった不安が少しずつ確信に変わっていき、想像し得なかった喜びや驚きが待っている。
「ならでは」の醍醐味を味わうことが出来ました。
撮影当日は、ロケ場所の洋館の電気が一斉につかなくなるというトラブルが発生!
ちょうど僕がスチール撮影の順番で呼ばれ、立ち位置の目印の所に立ったタイミングでした。
ついさっきまでは和気あいあいとしていたのに、
「あー!けっこう暗めですね!暗めなんですね!ミステリーっぽいですね!(^o^)」
というテンションが上がっている僕の言葉は6〜70人いたスタッフさん全員にスルーされ(苦笑)ただならぬ雰囲気。
続行不可能か…とみんなが諦めかけた矢先、なんと奇跡的に復活!
もともとギリギリのスケジュールだったのが、1時間以上押してスタート。
なのであの全編アドリブ芝居、
本当の本当の一発勝負でした。
今考えると、このアクシデントがあったからこそなのかな。
それをうまく味方につけて、現場の緊張感もアドレナリンも最高潮で。
だからこそあの7人のドラマが出来たと思います。
ただ、有り難いことに僕は今まで本当に人に恵まれていまして。
誰かを疑うっていう事が自分の中に無いんですよ。
父親がオ○オ○詐欺に引っかかった事があるくらいですから(笑)そもそも斉藤家のDNAの中に無いんだと思います。
なので、このゲームで肝となる大事な犯人探しの部分。
これに大苦戦(^_^;)
番組のプロモーション映像の中でも
「みんなそれぞれ何か隠してるように見えるけどな」
な〜んて言っていましたし、どちらかというと竜崎という役は積極的に疑っていくポジション。
しかし個人斉藤佑介の心の中では
「大丈夫、みんな悪くないよ。この中に犯人なんているわけないじゃん。」
と思ってしまっている!!
なんなら
「もうやめません?」
くらい思ってる!(笑)
まずそれとの戦い!!
大変でしたぁ〜
こうして書いてるだけで緊張で吐きそうになるので撮影秘話はこのくらいで(笑)
出来上がったVTRは、僕らキャストもスタジオ収録の時が初見でした。
その時に思ったんですが、
ははぁ〜、コレは「スルメちゃん」だなと。
人物相関図をキチンと把握し、関係性を理解し、裏側まで知ってからがまた面白い。
1回目はおそらく
「ん?あの時○○が言った▲▲はどういう事だ?」
「★★って言ったのは誰だっけ?」
「○○さんが優勝かぁ」
などなど、まだクエスチョンが残るかと思います。
役柄を知り、役者を知り、2回目。
おそらく、いっぱいいっぱいになりながらも芝居を続ける役者のリアクションに笑いながらツッコミを入れる回。
そして3回目はグルっと一周して
「あー、でもこれ全部アドリブなんだよな〜」
と思う回。
噛めば噛むほど。見れば見るほど。奥が深いですね。
やっぱり「新しいコンテンツ」ですよね。
冷静に考えてみてください。
殺人事件が起きているミステリードラマなのに、見ながら大爆笑ですよ。
これって不思議すぎるし新しすぎますよね!?
審査員の生瀬さんも収録後に
「こういうのがいいよ!!」
とおっしゃってたそうですよ(^-^)
プレイしてる時もそうですけど、実際に放送を見て思いました。
ゲームでありドラマなんですけど、今までのそのどれとも全然違くて。
勝負であり、気持ちの良い協力プレイでした。
オーディションの時にも話しましたが、僕は今まで信念で自発的な即興・アドリブを避けてきました。
「たぶん苦手です」と。
「得意かどうかも知りません」と。
自分で劇団を主宰してからそれはより強く感じてます。
作家さんも演出家さんもその他の様々なセクションのスタッフさんも皆プロフェッショナルです。
一回に、一瞬に、命懸けです。
台本にあるセリフは役者がそのまま自分のものにしてこそ。
アドリブとは本番中に怪我やハプニングが起きて続行不可能になったような時にどう対応できるか。
その瞬発力と柔軟性だと。
だから役者は自発的にすべきでないと話しました。
そう…思っていました。
すみません。
めちゃくちゃ面白かったです。
ただ今回は全編アドリブで乗り切るしかないという極地に立たされ、選択の余地はありません。
今回の経験を経て、皆さんに楽しんで頂くために役者がやれることの可能性はまだまだあると気付けました。
知らなかった世界を知りました。
凝り固まった頭と身体を一旦ほぐして、またここから新たな挑戦は幾らでも出来るんだなと思いました。
今回の『マーダ★ミステリー』は
俳優がアドリブで役を演じ切るところをフィーチャーしていましたが、
実際のところこのゲームをプレーしているのは俳優さんではなく一般の方々。
そして人気爆発。
そうなんです、誰でも楽しめるゲームなんです!
ネタバレになっちゃうので人に勧めるのが難しいんですけど(^_^;)
コレを見た方、是非一度体験してみてください!絶対ハマりますので!
そして。
↓ネタバレ↓
↓↓ここからの内容はネタバレを含みます。
まだ放送をご覧になってない方はストップして頂いて。
是非、全部を見た上でまた後日ゆっくりとご覧くださいませ^ - ^↓↓
↓ネタバレ↓
MSS(モストシャイニングスター)は両角周さんの手に渡りましたね。
おめでとうございます!!
そんな両角ファンの方々に、ここで可愛らしいエピソードを一つお届けします^_^
本番前、控え室にて。
両角君が清水さんに「コーヒー淹れますよ」と。
清水さんは「おお、本番始まったらそんなコト出来ないからね(笑)ありがとう」と大喜び。
館の主人役と執事役で立場が逆転しますからね。
そして、ケータリングにあったコーヒーを淹れはじめた両角君。
ずいぶん時間がかかってるようでした。
!?
なんと!
インスタントコーヒーの上の部分を破らずにその隙間からお湯を注ぎ、ひたすら待つ両角君!
違うぞ両角!知らないのか両角!コーヒー淹れたことないのか両角!(笑)
もう、みんなからはツッコミの嵐です。
「コーヒー冷めるわ!!」
「待ってるうちに本番始まっちゃうよ!!」
「もうそれちょっと色のついた白湯じゃない?」
「いいよいいよそれもう一回フィルターに通せば!!」
(^O^)
大爆笑の一コマでした(笑)
これが彼との初対面。
で、あの芝居です。
いや、そりゃ分かんないって!!
僕は最後まで彼は何か隠してる。犯人だ。と思ってました。
凄い!!
清水さんに関してはオーディションが同じ組だったので、
もうその時から面白い方だなと思っていまして。
もはや何も言う事はありません(笑)
全員分を書きたいところですが、執筆1週間じゃ済まないでしょう!
こちらは番組を企画し、立ち上げ、作り上げたプロデューサーの方々。
本番はバタバタするだろうから…
と、最初の打ち合わせ時に写真を撮っておいて良かったです。
左から中野さん、桒山さん、僕、安井さん、眞形さん。
熱く秘めた仕事への情熱はサラッとスマートに。
でもヤンチャ。
これがカッコいい。
大人が憧れる少年のような大人でした。
ありがとうございました!
本当は脚本のAGATAさんともお写真を撮りたかった…
素敵な脚本家であり、女優さんであり、ミュージシャンであり、多彩な方です。
AGATAさん、ありがとうございました!
さあ、長かったブログもそろそろエンディングです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回は悔しかった!
モストじゃなかったから僕はSSかな。シャイニングスターかな。
いや。
7人みんながシャイニングスターですね!!
未来のスターとなる役者を発掘する番組でご一緒させて頂いた皆さんとは
切磋琢磨してこれからも良き仲間・良きライバルとして共に頑張っていくつもりです。
番組の紹介ムービーや、ぴあさんのインタビューでもお話しましたが、
今回に限らず、皆様が楽しんで頂けるようなものづくりをし続ける俳優でありたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
感想等々、お気軽に(^^)
ブログでもTwitterでも頂けたら嬉しいです。
イケメンの皮を被った技巧派(テクニシャン)
竜崎克也役 斉藤佑介