灯籠の障子 | 西都建具のブログ

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福井県坂井市の三国町で、作ったり考えたり遊んだり。

今日はいい天気でした。



GWも明日一日で終わりですが、

工場の前を通る車から、どことなくのんびりした雰囲気が漂ってます。


今月は3軒新築の建具の納品が重なってしまったので

GWは日曜日と月曜日の2日間のお休み。

職人さんにも出勤してもらってます。

もうちょっと休みたかったんですが、しかたがありません。


ゆくゆくは日曜と祝祭日は営業をお休みに出来るようにしたいんですが

まだまだそういう体制にはできそうにはありませんね。



さてさて、ちょっと前の話しになるんですが、お久しぶりな仕事をしました。



灯籠の障子を作って下さい、という仕事です。

確かにこのままだと未完成感というか

あるべきものがない感じがしますよね。


なので、



取り付け後です。

灯籠って感じが出ましたね(笑)


紙のように見える部分は、タキロン(製品名が変わったような気が・・・)と呼ばれる

プラスティックを木枠に裏から真鍮釘で止めてあります。


取り付け方としては、表から叩いてはめ込むくらいの固さで

こわらせて入れてあります。

それでもしばらく経つと木が痩せて外れてしまうでしょう。


多様型の接着剤で石と障子を固定してしまう、という手もあったんですが、

これをするとホントに取れなくなってしまうんですよね。


必ずいつかは外れてしまいますよ、とお客さんにも話してあって、

そのときになったら昔ながらの方法、

表面から竹ひごを弓なりに反らして固定する気でいます。


とは言うものの、今回はかなりの固さではめ込んであるんですよね。

試しに仕事が終わった後に外に引っ張ってみたんですが、

壊す気でいかないと取れないだろうなあっていうぐらいに。


・・・これ、外す必要が出てきたらどうしましょう?