おひさしぶりです!サイトーです。
ブログを長い間放置してしまって申し訳ありませんでした。
近況や今後については別で記事を書きますのでご容赦ください。
さて、今回「二ノ国II」のエンディングと感想についてです。
エンディングは製作者側の配慮でブロードキャスト禁止区域に設定されていたので、軽く内容を説明します。
もちろんモロネタバレになりますので、選択の反転で見られるようにしておきますので、回避したい方は下まで進めてください。
―エンディング(ドラッグで選択)―
エバンたちは最終形態となったゴーラを異空間まで追い、ラスボスとなる。
撃破すると、アラゴリアの守護神でハムナルが愛したアリシアノルスが現れる。
再会を喜ぶハムナルに、アリシアはゴーラの中に自分は存在しないことを告げる。
アリシアは、ハムナルと結ばれるために守護神の力を捨て、そのため最高神の怒りを買い、罰としてゴーラが生み出されたのだという。
そしてゴーラを抑え込むため、アリシアは自分の命を以って封印していた。
ゴーラを討った今、アリシアの存在も同時に消えてしまったのだ。
うなだれるハムナルに、エバンは新しいアラゴリアを作ることを提案する。
ゴーラ無き今、ブラハバンの約定を妨げる障害はなくなった。
二ノ国の五大国は、戦のない世の中を作り上げることを民衆の前で誓う。
そこでエバンの前に夢の中の少年が現れる。
彼の正体は、統一王ブラハバンだった。
しかも自らをエバンの子だという。ブラハバンは過去の人ではなく、未来の人だった。図書館の管理者メルドラは予言者だったのだ。
エバンはアルとの約束を、わが子に託した。
ブラハバンは父の意志を受け継ぎ、二ノ国全体を一つの国に統一する偉業を成し遂げる。
一方ロウランは与えられた使命を終え、その体は一ノ国に還った。
彼もまたエバンに倣い、一ノ国全体を「地球条約」で一つにすることを目指すのだった。
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☆感想☆
ジブリと久石譲と豪華俳優女優陣などのクオリティーの高い素材をストーリーが生かしきれてない感じの作品。戦争の話だけど、あまり血なまぐさい感じを出さないようにするために、かなりあっさりとした内容になっている。キャラクターの内面の深掘りなどももちろんない。
よく言えばライトに楽しめる作品だが、悪く言えば子供向けの浅い内容といえる。
上に書いたエンディングも、正直かなりとってつけた感があってポカーンである。
ただジブリの画風が好きなら味わい深い作品でもある。放送には載せられなかったが、スタッフロールに流れた設定画はすごい綺麗だった。(ガットーがエバンとカジノに興じる絵など)
恐らく作中でこういう絡みも入れたかったのだろうが、予算の都合で不要な部分はそぎ落とされた感がある。その結果ストーリーの骨組みしか残らなかったのだろうか。
ゲーム性は意外と奥深い。アクション性の高いバトルや、フニャの属性やパーティーメンバーのスキル構成を考えるのが楽しい。敵種族に合わせてこちらの与ダメージをいじれるバトルイラコライザーの発想も新しい。
王国システムと戦闘がうまく絡み合っているが、完全にお使いのサブクエストを大量にこなして人材をスカウトしていくのはかなり冗長な作業だ。
また、全体的に難易度が低めに設定されているので、これらの要素を活用して戦闘を有利に導く必要性もそれほどない。
星5つ中3.5個くらいか。暇つぶしにやるにはもってこいだが、コアなゲーマーがどっぷりのめりこんでやるにはかなり物足りないと思う。恐らくキッズでも楽しめるように、ストーリーは簡単、戦闘も中難易度程度に抑えたものと思われる。
ただ個人的には戦記物が好きなので割と楽しんでやれた。
エンディング後がどうなるかわからないが、もう少し遊んでおこうと思う。