「フランス人は、議論好き」

というのはよく聞く話だ

20年近くフランス人と一緒に働いている夫に聞いてみると

やはりそうだという

それで改めて

議論ってなんだろうと考えてみた


議論について調べてみてわかったのだけれど

本来議論とは、それぞれの意見をのべることでその違いを知る

さらに、より新しい発見があるというような協力的なものである



だが、私を含め日本人って議論が苦手で

違う意見を言う人がいると敵だと感じてしまい

口論や討論になりがちだ

それってなんでだろうなって考えたら

フランス人は「みんな違うんだから、人は話し合わなきゃ分かり合えない。だから積極的にコミュニケーションをとろう。そして、お互いの違いを知ろう。」という考え方に対して


日本人は「みんな分かり合えるものだし、合わなくてはいけない。だから、余計なことは言わずに空気を読んで、例え自分の意見があったとしてもぐっとこらえ、みんなに合わせて仲良くやっていこう。みんな同じなんだから。」みたいな事なんじゃないかと思う。

(難しいことばで言うと【同調圧力】ってやつかな?)


日本では他人と違うことは

その組織内での仲間外れ=社会的な孤立=死を意味する

お互いがお互いを牽制しあい見張りあうのは

隣組とかそういう村制度の歴史から受け継がれてる文化なのかもしれない

狭い国だから、そうやって表面上でもうまく合わせてニコニコやっていこうとするのは

処世術のようなものなのかもな


みんなから認められないと自分には価値がないと思うのが日本人の特長だとして(仮定)

フランス人は
人はそれぞれ違う価値観を持っているから
人からどう思われようと、私は素晴らしいと考えるとしたら
日本人的な観点から見たらそれを
「個人主義」っていうんだろうな


個人主義=自分勝手

じゃないっていうのは

フランスを旅してよく分かった

むしろ、他人や違いに対しての許容やゆとりがあるなと感じたし

人の話をよく聞いて、他人に対して積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれる気がした


ただ、その分個人の責任というのが重視され

言わなくても分かってもらえる日本に対して

言わないのはその人が悪いというシビアなところがあるなとも感じた

(私は)感じた


人との違いを許しあうってことを考えるときいつも思い浮かぶのが

アイスクリームの好み





「私はオレンジのアイスクリームが好き」

「僕はチョコミントが好き」

「ここのオレンジアイスはとれたての生のフルーツだけで作られているのよ。」

「そうなんだ。ちなみにここのチョコミントは、specialなチョコを使っていて、僕はこどもの頃からこれが大好きなんだ。」

「そうなんだ。じゃあ、私もたまにはチョコミントを頼んでみようかな」

「僕も、たまには違う味にチャレンジしてみるよ」


みたいな感じで話せるといいなって😃✨


もちろん


「へー。私はオレンジのをひとつ」

「ふーん。僕はやっぱりチョコミントを!」でもOKみたいな



どんな味のアイスクリームが好きだって

「へーそうなんだ」なんだから


自分と違うアイスクリームが好きでも

敵だとは思わないし

否定されたとは思わない



【追記】


そういえば、フランスで料理を注文すると

必ず【素晴らしい!】って言われるの

(ちなみに、夫も必ず注文を取るときに「さすが!」とか「素晴らしい」っていうのは、フランスでのそれを意識したものだったと分かった)

何をどう頼んでも

素晴らしい!って言ってくれるの


あれってきっと

「どんなオーダーであれ、あなたがあなたの食べたいものを選んだ。その選択を素晴らしい!と尊重する」ってものだと思う


あれね

言われるとすごく嬉しい爆笑





うーん

まだ考え途中!!!

違いを知るってたのしいな





ちなみに写真は全く関係なく

渋谷でウォーリーを見つけたので写真をとってもらいました😁(笑)


そんなこと考えてて深夜に、、

体だけまだフランスを生きてるな