warning

↑[warning]作 さいとうまみ 

二年前くらいにincubsのwarningを聞いて描きました




「自分がここにいることを知って欲しかった」



通り魔事件の犯人達の供述


脆弱な自意識と無尽蔵な自己愛


殺人という最悪の形の自己顕示で


それを充たそうとする人




「人はそれぞれに生まれてきた意味があるんだよ」



ひとりひとりが特別な人間


本当はそうじゃないかもしれない


なのにみんな自分は特別だと思っている


特別にしたがる



「だれだって生きるのには理由が必要なんだ」





たった一人でいい


たった一人でいいから


ぼくがここにいることを


必要としてくれれば


救われる?






繋がり方は


いくらでもあること


ささやかな自己を健やかに保つための自己顕示にも


もっともっと素敵な方法があること



自分をしあわせに出来るのは自分しかいないのだということに


早く気付かなくてはいけないと思う


自分しかいないという諦めが


時に誰かに助けてもらいたいという甘えから


自分を救うこともある



ひとりでは生きていけないし


ひとりでも生きていかなければいけない