聖なる大河ガンジス川を含むヒマラヤ水系のみに生息する黄金の巨大魚、ゴールデンマハシール。いろんな呼称があるそうだが、大別するとインドではマハシール、ネパールではサハール(サハル)と呼ぶ。私はこの魚を追いかけ、インドにもネパールにも足を運んだ。この魚を知る切っ掛けをくれたのは、根深誠氏の著書「ヒマラヤを釣る」 である。パキスタン、ネパール、インドの釣行記の中で紹介されている。その時は、正直サハールよりも、人喰い鯰のゴォーンツと呼ばれる英名ジャイアントバガリウスに魅力を感じた。しかし、その後に読んだ小林龍彦氏の著書「ネパール釣り紀行 人生を激変させた神の魚サハール」を読んで、一気にサハールの魅力に惹き込まれた。小林氏が戦った大淵をグルグルと周る強靭なアイアンマハシールなる巨大なサハール、活字化されたその魚とのファイトに胸をときめかせた。私も巨大な奴と戦いたい。そして、その黄金の輝きを己の眼に映してみたいと夢を馳せた。其の二に続く


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