古舘春一先生、『ハイキュー‼︎』連載8年間、お疲れ様でした。


『ハイキュー‼︎』という作品への気持ちは、とても一言では表せなくて、

はじめて作品を読んだ時、大好きになった時、自分が携わらせていただくことになった時、そして今。

様々な存在として、度々支えてもらい、勇気を貰いました。


はじめて読んだときは、『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』の先生の新連載だ!という気持ちが一番大きかったと思います。

スポーツマンガ、私自身にはうっすらとしか知識がなかったバレーボールという球技。

ルール詳しくないけどちゃんとわかるかな、なんてすこしドキドキしながら読んでみて、

とんだ杞憂だった!ってすぐに続きが読みたくなって、バレーボールのことも検索したりしちゃいました。


そして、ハイキューがきっかけで話すようになった友人も多く出来ました。

いまではグッズのイラストも描いてくれている、なるちゃんともロケで知り合ったばかりの時ハイキューの話をたくさんしたことがこんなに仲良くなれた一つだと確信しています。

当時出演していたドラマの撮影時、共演していた齋藤明里ちゃんと単行本を一緒に読んで、たくさん盛り上がったのもとても大切な思い出です。


そして、舞台版のハイキューの公演情報が出たとき、今で言うと初演の情報が出たとき、

「オーディションだけでも受けたかった!」と思って、マネージャーさんに

「女の子のオーディションがある時は、絶対に絶対に応募してください!」と迫ったことも、今思うとちょっとマネージャーさんには悪いことをした気持ちもありますが、

あの時何度も言って良かったと思います。


そのおかげで、かけがえのない女の子と出会えたから。


演劇「ハイキュー‼︎」を通して、より作品と向き合うようになり、

改めて多くの影響を受け、感動し、支えられてました。

いつもひたむきに、悩みながらバレーボールを見上げる彼らに、そして彼女たちに、

何度も何度も勇気を貰いました。


気がつけばハイキューという作品は、私にとってたくさんの場所で、いろんな意味を持っていて。

バレーボールのルールもあまり知らなかった女子高生の世界を広げてくれて、

女子大生に新しい友達と出会わせてくれて、

そしてお芝居で悩んだ時にたくさんの勇気をくれました。


ハイキューという作品が眩しく走り続けてくれた道が、ゴールを迎え完結をされること。

その瞬間を、見続けていられていたということを、

とても嬉しく思う、と同時に、やっぱり寂しくも感じてしまいます。


しかし、完結は迎えても、それでもあの輝きが終わってしまうわけではないんだと思います。

高校を卒業し、それぞれの選んだ未来の姿を見させてくれたけど、きっともっと未来は続いていて。

どんどん素敵な未来に向かって進んでいくんだろうな、なんて想いを馳せたりすると、

寂しさをもちろん感じながらも、こんな風に幸せにあってほしいなと思える、彼そして彼女たちに出会えたことへの感謝でいっぱいです。


改めて、『ハイキュー‼︎』完結おめでとうございます。


そして、たくさんの感動を、勇気を、素晴らしい思い出を、ありがとうございます!

ハイキューに出会えて本当に幸せです!




これからもずっとずっと大好きです!


本当にお疲れ様でした!!!!!