知り合いのバンドが解散していく
活動休止していく
いつも考える
みんな辞めたあとどうするんだろう
人のことはわからないから
自分に迫り来る未来をすぐ考えてしまう
バンドマンは
本当につぶしが利かない職業だ
25そこらで辞めれれば
まだなにか仕事はあるかもしれないけれど
もう残されてる道なんて
バイトをするか
もしくは人が嫌がる仕事にでも就いて
一生何もなく
ただこのアパートで朽ちていくか
死ぬかしかない
死ぬか って
そりゃ生きるか死ぬかしかないんだけどさ
重ねた年月の分だけ
自分に才能がないと思い知らされるようだ
積もったものは
生活に役に立たない知識や技術ばかりだ
きっと社会にでた他の人よりも
十分人生を楽しんだと思ってるし
いつ死んでもいいとは
音楽を始めたときから思っているけれど
今は音楽辞めても死ねない
猫が生きてるうちは死ねない
守るものがあるってありがたい
というか
完全に猫に人生を守られてる
夜勤中だけど
猫にあいたい。
守るべき愛すべき猫に
今日、餌をあげ忘れてしまった。
商業音楽は残酷だ
音楽は
いくつになってもできるものだと思ってるけれど
音楽を
仕事にするのは話が別だと思う。
年齢を聞かれるたびに本当に死にたくなる
みっともなくすがりついてるだけなんて
思ってないけれど
思われるのは嫌だ
彼女が言った
「親に紹介するとしたら何て言えばいい?」
って。
俺は
「…医療事務って言っといて。」
と言った。
彼女は
バンドマンって言うって言ってた
俺は自分が恥ずかしい
音楽で食えていない自分が恥ずかしい
恥ずかしいと思う自分も恥ずかしい
他人に胸を張って
音楽をやっていると言いたい
言うには
音楽だけで食べていたい
できないなら辞めたい
だからこれからも続けるためには
売れたい。
辞めていく人たちが
本当はどんな理由があるのかわからないけれど
本当にロックじゃない限り
だいたいのことはお金で解決できると思ってる。
仲間のこと
家族のこと
人生のこと
日々のこと
きれいごとだけじゃなくて
かっこ悪いかもしんないけれど
当たり前だと思うんだ。
売れたいって思う。
あと二週間でCDがでる。
売れたい。
売れないバンドマンって言い続けるのも
いい加減飽きたんだ。
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3markets[ ]
ニュー・シングル
『バンドマンと彼女』
7月19日(水)リリース
LFRR-0002/¥1,000(税別)
※TOWER RECORDS/ヴィレッジヴァンガード限定販売
TOWER RECORDS 予約
1. バンドマンと彼女
2. あきた
3. パピコ
4. ごぜんさんじ
※篠塚将行(それでも世界が続くなら)プロデュース作品
※ジャケット・イラスト:世紀末



