「CDを売ってます」
「気軽に話しかけてください。怖くないから。」
バンドでライブをして
今まで何回も言ってきた言葉。
今日の日記、バンドマンの人たちに読んでほしいから
共感するものがあったら是非教えてあげて。
もしかしたら俺だけなのかもしれないけれど
俺の身、というか心に起こったことをありのまま話す
この間、フクモトエミさんのフリマに行ってきた。
知り合いだしなんなら前に一緒にフリマしたし
ふわっと寄って話でも
くらいに考えていたんだよ
そして行ってみたんだけれど
あれ…
…やばい緊張する…。
なんかライブハウスでもだけど
その人のものを買うって
その人のこと好きって言うのにかなり近いんじゃないか?
そもそも何もないのに
話しかけていいのか?
手先が震えてきた俺は
とりあえずコンビニへ行った。
そう、
「差し入れ」だ。
たまにバンドでももらう差し入れ。
差し入れはどんなものでも嬉しい。
だって
「敵じゃない証」になるから。毒でも入ってない限りは。
お客さんもこういう気持ちで
差し入れを買ったりするのかな…
と思いながらコンビニで差し入れを探したんだけど
これが本当に難しい!
だって何が好きとかよくわかんない!
疲れてるだろうからエナジードリンク?
いやいや炭酸嫌いな人っているし
お茶も好き嫌いあるだろうし
ケーキとか…
でも生物ってすぐ痛むしお腹空いてなかったらあれだし
じゃあお菓子…
いや、お菓子こそ好き嫌いあるからな!
とか考えてたら
本当に決められなくて
結局俺の中では大多数の人間が支持する
カニのやつを買った。なんかするっと食べれるやつ。
差し入れひとつ買うだけでこんなに大変だなんて…。
みんな今までありがとう。
しかし難関はこれで終わりじゃない。
今はまだ話すためのカギを手にいれただけだ。
カギっていうかカニだけど。
分厚い扉が待っていた。
カニを懐にぶらさげて行ったその先、
そこに待っていたのは
他のお客さんと会話をしているエミさんだった。
これはバンドで言うところの
物販で他のお客さんと話している時に
後ろに並ぶ…みたいなやつなのか!
でも後ろに並ぶっていう行為は
なんか、
「早くしろよ…」
みたいなプレッシャーを話している人にかけるんじゃ…
と思うとそんなこともできないし
うろうろした
うろうろうろした
なんなら無駄にトイレとか行ってきた
しかし、勇気をだして扉を開けた
開けたっていうかすり抜けた
カニを持ってエミさんのところに突っ込んだ
「カ…カニです!!」
とてもじゃないけれど
売っているものを見る余裕とかない!無理!
カニを渡すのが精一杯で
たぶん10秒くらいしかいなかったんじゃないかと思うほど高速でその場を立ち去り
「今日、俺頑張ったな…」と
近くのてんやで上天丼を食べながら
ひとりぼっちの反省会を開いた。
-知らなかった。
憧れ…とは違うのかもしれないけれど
物販で買うというのは
人と話すというのは
自分が思っていたよりも
はるかにハードルの高いことなんだと思い知った。
みんなすごいな。
どうしたらいいんだろうと考えてみた
野菜の無人販売所みたいな感じで
欲しい人はお金おいて勝手に持ってってください
みたいなやつが
物販には一番いいんじゃないか?
でも話したいって気持ちもないわけじゃないし…
なんかお金入れたら
勝手にしゃべりだす貯金箱みたいなの置いとけばいいのかな
いや、
ほんと物販で話しかけてくれる人たち
今まで本当にありがとう
そして気づかなくてすみませんでした
…
……
これ、俺だけじゃないよな…
俺、最近電車に乗ると呼吸が苦しくなったりするんだけど
まさかパニックじゃないよなって
本当不安になってきてるから
俺だけじゃないって言ってくれよ…