嫌われないためにできること | 風間観察日記 2

風間観察日記 2

精神安定剤日記

夜勤中。


毎朝なにかの業者さんが
決まって6:07頃に病院にやってくる。


その人との会話はない

受付にいる俺に

「おはようございます」と
「ありがとうございました」

を言うだけ。



とても不思議なんだけど

俺はその人が嫌いなんだ。
話したこともないのに。



その人が挨拶にくる瞬間だけ
受付から席を外すようにするくらいに。


前世で殺されたりしたのか
なんか駄目なんだ。



ただ、これも不思議なのだけど

俺だけじゃなく
周りの同僚たちもその業者さんが苦手だというのだ

みんな前世で殺されたのか



たぶん殺されてない
前世じゃなくて現世の彼の
声のトーンが問題みたい。


挨拶一つに込められた想いが重いというか…


こちらを覗き込むようにして
「おはようございますー…」

と言ってくる


やめてくれ


朝6時…
俺は眠いんだ…

だからいつもびっくりするんだ…


あんたは別に何も間違っていないのに
俺たちの中で悪人のようになっているんだ



話し方のテンションひとつで
人を嫌うことができるなんて

恐ろしい


唄なんて余計なんだろうな

恐ろしい




いい声に生まれたかった

いい声に生まれなかったんだから
せめて話し方くらいは気をつけようと

最近声優さんのモノマネをしている。



なにやってんだろ。
楽しいけど。