無言に耐えられないから話しかけてみた | 風間観察日記 2

風間観察日記 2

精神安定剤日記

「バンド以外に 趣味はなんですか」

唐突に聞かれた。職場の後輩に。

バンドは趣味じゃねーよとも思ったけれどそこは大人だから大丈夫。

それよりも
本当に無口な子で
今までこっちから話しかけない限り
シャイなのか地蔵なのかなんなのか
ほとんど喋らなかったのに。

「趣味はなんですか」と聞かれた。
これが地蔵だったら願いとか叶うのかな。ありがたくもなや。

ありがたくはないけれど
なんだか嬉しかった。


話の繋ぎだろうとなんだろう
自分に興味がなさそうな人が
自分のことを聞いてくるって
なんだか嬉しいもので。こうして駄目な先輩ができるんだな。


そして考えた。
なんと言ったらもっと興味を持ってもらえるのだろうか…と。


正直3秒考えて

「趣味などない」
という答えは出ていたのだけれど
それじゃ会話も関係も興味も全部終了するしな…

と思ってでた答えは

「うーん、○○君こそ、なにか趣味あるの?」

だった。

自分がやられて嬉しかったことをそのまま丸投げする技だ。

だいたい人間なんて人になにかを聞くときは
人に何かを聞いてもらいたい時ばっかりなんだから。

まあ結果として彼からは
「趣味などない」といった類の返事が返ってきたんだけれど。


結局場つなぎの会話だったのか
もしくは俺にすごい趣味を期待していたのか

あるいは発声練習か何かだったんだろう。


やっぱり人と会話をするのは疲れる。




人と話すのが趣味です!

みたいな人間に産まれたかったとか書こうかと思ったけれど

趣味で会話されんのもなんかむかつくだろうから辞めた。



興味のある人と興味のある話をしたいけれど
なかなか難しい。

興味のある人は緊張してしまうから
うまく話せない。


どうでもいい人の方がどうしても扱いが雑になって
どうでもいい話で盛り上がって楽しくなったりする。


やっぱり人と話すのは難しい。

誰と話しても盛り上がるくらいの
とっておきの趣味があったらいいのにな。


「趣味は廃墟巡りです!」

とか言ったら盛り上がりそうだから

GOOGLEアースと
ストリートビューでも駆使して
廃墟でも見てくるかな。

人と話すために趣味を始ようだなんて
本末転倒すぎる。

結局人と話すのが趣味みたいじゃないか。