僕らはいつだって曖昧だ
肝心なところをぼやかして
真剣に生きていると嘘をつく
毎年毎年、
今年こそ
今年こそは
と思ってきた
今年こそはなんだよ
って言われると
今年こそ売れたい
のか
今年こそ辞めたい
のか
もうどっちなのかもわからなくなるほど
きっかけをただ待っていた
待ってるだけ
今年は
勝負をかけよう ダメならやめよう
って年の始めに話したけど
誰と戦うんだって話だし
ダメって一体何がダメなのか
大事なところはやっぱり曖昧にしたまま。
結局ありがちなことに
戦ってる相手は
自分自身でしたとかいうオチなんだろうし
別にいくつになってもバンドなんてやればいいのに
世間体やら人気やらでやめるとかいう
主体性のない自分との戦い
勝者なき戦争
ただ敗者だけがいる不思議。
CDも出したし本も出した
聞かされてはないけれど
みんなが食っていけるほどには売れてないことは間違いない
今はまだ。
それでもバンドは続いていくんだろうか
ねえ、来年どうする?
怖くてその話を曖昧にしたまま今年が終わろうとしている
口にするのはいつだってなんだって怖い
髪を切りにいった
美容師さんと話すのも怖いしめんどくさかったから
いつも同じ言葉をお互いに一言交わす
「いつもと同じで。」
安心し続けたその言葉に
急に不安になった
面白くない自分に不安になった
何年間同じような髪型してるんだろう
全く変わろうとしてない自分に嫌気がさして
口に出してみた
「なんか適当に変えてください」
ここも曖昧だった
困った顔をした美容師さんは
アシメ?だかアシベだかオシメだかオシムだかわかんないけど
提案してくれた
じゃあそれでと。
なんでも良かった
いや、なんでもは良くないか。坊主は嫌だ。
何かを変えるというのは怖い
毎日決まった道を歩いた方が
安心して家に帰れるのはわかってる
でも寄り道しないと新しい発見も驚きもない
もっと寄り道して
いっそのこと違う町の景色が見たい
安心して帰る道はあっても
帰って安心する家なんてないのだから
僕らはいつだって曖昧に生きている
肝心なところをぼやかして
真剣に生きていると嘘をつく
切ってもらった髪型は
何て言ったらいいかよくわからない曖昧な仕上がりになった
なんだろうこれ。ただのハゲじゃねえのか。
同じ髪型は何年でもできるけど
バンドなんて何年も続けられるものでもない
それでも今年も曖昧ながら続けてこれた
ありがとうございました
さあ来年はどうしよう。
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▼ライブ情報
2018/1/12(金) 吉祥寺Planet K
1st Full Album「それでもバンドが続くなら」リリースワンマン[HOME PARTY]
バンド友達がいなすぎてもう一度ワンマンをやろうってなった。会場の吉祥寺PlanetK はMV「下北沢のギターロック」で登場
O.A 篠山浩生(THURSDAY'S YOUTH)
open 19:00 start 19:30
前売 ¥3300 / 当日 ¥3800 (+D代)
出演時間:20:00頃
※アルバム「それでもバンドが続くなら」提示で¥1,000値引き
