アイドルをみたバンドマンの感想 | 風間観察日記 2

風間観察日記 2

精神安定剤日記

昨日やついフェスというイベントを観に行った

やついいちろうさんという
お笑いの方がやってるサーキットフェス。


PUFFY
川本真琴
ザ・なつやすみバンド
Charisma.com
オワリカラ

ラブリーサマーちゃん

と観てた


空いてる時間でふらっと入れるのが
サーキットの醍醐味だと思ってるんだけど

そこで名前も知らなかったアーティストをみた


入った瞬間、
聴こえたのはアイドルの音。


アイドルなんてちゃんと観るのが
仮面女子以来久しぶりで

二階席からちょっと観るかくらいの気持ちで観てたんだけど


凄まじかった。



もともとアイドルが嫌いじゃなくて。

そこら辺のバンドマンよりも
毎日毎日必死に頑張ってると思ってたから。



ただ、アイドル好きになると
自分が音楽できなくなりそうだし
オタク扱いされそうだし


なによりこっちが男で
相手が女だと

本能的に異性のほうが好きになりやすいから

素直に音楽として聞けなくないかなと

通らないようにしてたんだけど



そのライブは
あまりにパフォーマンスが圧倒的で
たぶん10年ぶりくらいに
人のライブで手拍子したかもしんない。



5人組だったんだけど
その中で一人だけ飛びぬけてる子がいた。

表すなら、
化け物。求心力。

人に与えるエネルギーも
人から受けきるエネルギーも
ハンパじゃなかった



基本ライブを観に行くのがバンドばかりだけど

バンドマンって
「もっと来いよ」

とか言うんだけど

もっと来いよって言うなら
お前がもっとやれよ

もっと本気でやれよ
って思うことが多いんだけど


まさにそのラインを超えてきて。
手拍子してしまった。




家に帰って
冷静に考えて

これはやっぱり俺が男で
向こうが女だから

こういう風に受け入れやすくなるのかな
なんかやっぱりよくないな


と思い、
とりあえず彼女に


「今日すごいアイドルがいたんだ。
『TEMPRA KIDZ』って名前なんだけど

飛びぬけてすごい女の子がいてさ…」


って話したら、


「知ってるよ」
「その子、男だよ」


って言われた。



その子、

男だった。

女じゃなかった。


負けられないと思った。