もう何回目の検査だろうな、
昨日は長男の頭の検査をしました。
9年前、余命2週間を受けた長男は、
手術して奇跡的に生還、
現在も元気に10歳になりました。
むかし大きな病気をやったんですよって、
必要があるときは、人に説明することも
あるのですが、
誰もがそんなことあったようには
信じれないくらい、普通にすくすく成長しています。
もちろん完全完治と診断されたので、
心配ばかりする必要もないのですが、
頭の中を開けただけに、一応半年に1回くらいのペースで
MRIやCTIをとっているのです。
そのあいだにも、頭を強打する様な事態があれば
念のためCTをとったりしています。
そんな検査を一歳の時から続けています。
とっくのとうに自分がやってきたCTの数なんて上まわっています。
自分はCTなんて1回か2回くらい・・・。
息子も、もう慣れたもんでね、
車ん中で、今日の学校の話とかしながら
病院向かうんですが、二人共、昼下がりでねむさも出てきた。
二人であくびしながら向かいます。
MRIのあいだは、パパも寝れるねって・・・。
息子が言います。
20分くらい拘束されて大きな機械の中に入っていくから、
寝るんですよね。
そか、もう当たり前のように昼寝する気でやるんだなあって。
30分くらい、ゲーム機交互にまわして遊びながら待っていると
ようやく呼ばれてMRIへ。
自分も雑誌をもって中へ。
自分も慣れたもんでね、
早くおわらないかなあって
あくびしながら椅子に座ります。
さて、大きな機械に飲み込まれていく息子、
当たり前のように、じっとしている息子。
早く終わらないかなあって気持ちで
ぼうっとしていたんだけど、
何度見ても、
何度見てきても、
無性に抱きしめたくなる。
はやく抱きしめたくなるんです。
別に辛いわけではないんですけどね。
別に、命が短いわけではないんですけどね。
雑誌を見ないで、ちらりと見える、アイマスクをした息子の顔を
ずうっと見てしまう。
何度やっても、
今生きているこの不思議な感情。
9年前の死にかけた時が昨日のように思い出しちゃうんですよね。
この広い、地球で、日本で、
まさに今、
様々なことをしている人たちがいて
様々な関係があって、様々な絆がある。
この、ある病院のそのまた一角で、
僕と息子。
そして家で待つ家族にしかわからない
この間柄と諸事情。
息子は、その一角にいる自分に安心感を持ちながら
不思議な音のする機械の中で寝ている・・・。
そんなことをぼーーーっと
ぼーーーーうっと、
薄目をあけて考えながら・・・・。
見ていました。
まあ、終わったって、さすがに抱きしめないんですけどね。
いつもどおり結果は問題なくて安心して車に乗ります。
「腹減ってるか?」
ってきくと
「んーー減ってるような何食べて良いかわからないなーーー」
って息子がいう。
「さっぱりしたものが食べたいかなあ、うどんとか・・」
って息子が言う。
「めずらしーーいつも肉肉って言うじゃん」
ははは・・・
って言ったあと、ちょっと疲れた感じで沈黙のふたり。
遠くで夕日が沈んでいく空に、せわしなく行き交う人、
交通量が多くて狭い道路には所狭しと食べ物屋さんが並ぶ。
なんだか焼き鳥の煙だとか、なんかの美味しそうな匂いが
涼しい風に乗って入ってきた。
「なんかイー臭してきたぞちょっとテンション上がるなっ」
「うん!あがるあがるっ」
ああ、この「普通」
いつまでも続きますようにと思う
帰りの車でした。
ps、
ブログ始めて以来、初めてイラストのない記事でした。
イラスト楽しみにしてくださるブロともさんスイマセン。
まったく、描く気がしません。
あれも、描かないといけないのに。
あと、漁師さんも今着々と進んでいますよ。