明治10年築 150年余南伊勢斉田の村で年月を重ねてきた古民家です。
歴史で言えば日露戦争以前、江戸から明治になって10年程に建てられました。
母屋と納屋があり、納屋は明治13年に元の母屋の梁、柱、の廃材を使って建てられてます。
母屋 納屋 何れも在所の大工さんの手により建てられ
棟梁 前田 多助
大工 庄司 衣助
大工 庄司 源蔵
左官 元吉
施主 瀬川 新兵衞
家の屋号は新六(しんろく)
以上が咲いた荘の略歴
村の古老に聞くとこの家は元々 山持ちで裕福な家で代々村の重きな役を務めていたそうです。その当時の1000両譜請だそうです。
田舎・古い・怖い・虫が多い…マイナスイメージが先走りがちです。
神社仏閣で見るような太い柱や梁(はり)が贅沢に使われ、杉・檜といった自然なアロマがいつの時代にも渡り楽しめます。
囲炉裏から上がったすすは梁・柱を黒く染め美しい色彩を魅せます。
天井の高さは夏を涼しく快適に過ごす知恵です‼︎
エアコンの冷風はなんとも心地良く感じますが、肌の乾燥・関節の冷えなど作られた冷風には身体が馴染まない事もあります。
日本建築に欠かせない材木は長い乾燥を経て梁・柱となりますが、生活湿度により味わい深い変形を伴う事があります。この変形を計算され作られた家屋には自然の風の流れを作り喚起を行います。
そんな古民家を1年かけてリノベーションしました。
昭和の時代に改築された内装を解体 明治の建てられた当時に複元 柱、梁を磨き土壁を再度左官。
#改装ストーリーはまた 改めてUPします
そんな改装後が
ゆっくり寝て、ゆったりお風呂に浸かり、ゆっくりご飯を食べて・・・
そんな大人の宿になりました。
HP mie-saitasou.com
https://youtu.be/ZR74L0e8nHI