随分前に買った本、


松岡正剛さんの


連塾ー方法日本

神仏たちの秘密

日本の面影の源流を解く


を読んでいました。



正剛先生が博識過ぎて、


どんな本か説明するのも難しい😂




正剛先生の考える" 方法日本 "で、


神話や仏教を


紐解いていて、


面白難しい😂😂😂




なので、


理解できたかできてないか


よくわからないまま、


読み進めていくと😅



第2講 神話の結び目で、


奥能登地方でおこなわれる農耕儀礼、


アエノコト


が出てきました。



田の神があたかもそこにいるかのようにして家へ招き、ご馳走を用意してもてなす行事だそうです。




奥能登・・・



アエノコトを調べてみると、


珠洲市のホームページに


国指定重要無形民俗文化財として


詳しく載っていました。


 下差し






「あえのこと」とは能登一帯に伝わる田の神の伝統行事です。

田の神様を自宅に招き、豊作の感謝と願いをこめます。奥能登のあえのことは、国の重要無形文化財に指定され、古式と厳格さをとどめ、きわめて貴重とされています。平成21年9月には、県内最初のユネスコ無形文化遺産に選定されました。

「アエ」は田の神を供応する「饗」、「コト」はハレの行事を意味する「事」で、「饗の事」と考えられています。



奥能登・・

珠洲市・・


地震・・



この


ずっとずっと昔から


田の神様が、


まるでそこにいらっしゃるかのように、


大切に大切に


家に招いてもてなしてこられた行事は、


はるか昔から、


お米がどんなに大切なものだったかを、


私達に教えてくれます。



アエノコトだけではなくて、


輪島塗り


酒造り


輪島の朝市





能登地方が持つ


たくさんの


文化や民俗や文化財、特産品などが


浮かんできます。




この地震で


失ってしまったり、


途絶えてしまわないだろうかと


考えてしまいました🥲



40年くらい前に


能登を1周したことがありました。


その時に訪れた


平家の末裔が築かれた時国家のお屋敷が、


ものすごく立派で、


平家の家紋の揚羽の蝶が、


至る所にあって、


今でも忘れられなくて、


もう一度行きたいと


思っていたのですが、


地震で倒壊したと


ネットニュースで見つけて、


ショックでした😭





 能登半島地震で、平家の末裔が築いた輪島市町野町南時国の国重要文化財「上時国家(かみときくにけ)住宅」が倒壊していたことが分かった。


 1階部分がつぶれ、主屋の厚さ約1㍍に及ぶ豪壮な茅葺(かやぶき)屋根が地面に付いた状態となっている。主屋は約200年前に造られたとされ、間口29㍍、高さ18㍍に達する。金を施した「縁金折上格(ふちきんおりあげごう)天井」など手の込んだ内装や巨大な梁はりが特徴で、2003年の重文指定の際には「江戸末期の民家の一つの到達点」との評価を受けた。





時国家のことを調べていると、


お城博士の千田嘉博教授が、


このように書かれているのを


見つけました。


今回の地震が能登半島に残るさまざまな文化財や博物館にどのような影響を与えたのか、被害の全貌(ぜんぼう)はまだわからない。

 もちろん人命の救助、避難者支援、道路・港湾・通信などの社会インフラの復興が優先される。

 しかし地域の復興には、地域の歴史と文化の復興も大切だと思う。多くの未知の古文書や絵画が、家屋の倒壊や水損によって危機的な状況にあるだろう。 毀損(きそん)した城の石垣も放置すれば大崩落につながりかねない。歴史と文化を伝える史跡や文化財の保護と復興も、忘れないでほしいと願っている。(城郭考古学者)



今は、


もちろん、


被災された方々の生活が


1日でも早く元に戻るようにすることが、


何より大切で、


優先するべきですが、


千田教授の言われるように、


史跡や文化財などの保護や復興も


どんなに時間がかかっても、


絶対


忘れてはいけない大切なことだと


思います。



途絶えてしまうのは悲しいですから✨✨✨