こんにちは。
今日は環境設備から「受水槽」のお話です。
受水槽とは、ビルやマンションなど、一時に多くの水を使用する建物で、水道局から水道管を通って送られてきた水をいったん貯めておく容器のことを言います。
受水槽には、屋上や地下室に設置されるのが一般的です。
受水槽で出題されるポイントをいくつかご説明します
①受水槽の容量
受水槽の容量は、「一日で使用される使用水量」の1/2程度で計画します。
②受水槽の材質
受水槽の材質は、FRP(強化プラスチック)・鋼板・ステンレス鋼板・木などがあります。
「木」なんてあるの?と思われるでしょうが、ちゃんと木製の受水槽も存在しているんですよー。
③受水槽の構造
受水槽の問題で一番多いのが「保守点検のスペース」ですね。
飲料用の受水槽の場合、保守点検のスペースは上部100cm、側面と下部は60cm必要となります。
ただし、ここで重要ポイントあり!
雑排水用水槽や消火用水槽、雨水貯留槽などの場合は、保守点検スペースは必要ありませんので、建物躯体などを受水槽として利用しても良いんですよー。
これ、覚えておいて損はありません!
この受水槽、マンションやビルの近くで目にする機会もあるかもしれません。見つけたら、保守点検スペースが取れているかなーなんて目で見るのも楽しいですよ
meo