「空の成分が足りない。」
私にとって清冽な山の空気や空の青は日々ゴキゲンに過ごすため欠かせない栄養素です。
この週は世の中的に美しくないモノを少し多く目にした一週間でした。
経験上、こういう消耗の仕方をしたときはなるだけ早くリカバーするに限ります。
朝7時、気温は0℃。
ヒートテックの上下+スキー用のフリースインナーを内側に着込んでおやじアタック1号をこぎ出しました。
ニット帽をかぶったらパッラパラッパーのような外見になりましたが、そこは気にしません。
肌を刺す寒風が文字どおり痛いほどの冷たさだったので、耳の防護優先です。
目指す名栗方面の林道はこの時期凍結による通行閉鎖も少なくありません。
そこでアプローチがしやすい割に眺望がイイと評判の「原市場名栗線」へ行ってみることにしました。
林道に接続する県道350号線は完全にドライ路面です。
凍結箇所など無くコンディション上々。
ただ、谷あいの道筋は季節柄日影が多く`これでホントに眺望が開けるんかい?'と軽く不安になります。
原市場名栗線のとっつきに至っては朝なのにこの薄暗さ…
林道に入っても路面の凍結はほとんどありません。
まずはホッとひと安心です。
緩めの勾配の上りを淡々とこなして行くと、程なく待望のお日様スポットらしき場所が出現。
期待感が高まるにつれペダルの回転はキコキコ早まります。
やはり♪
一気に視界が開けました。
自転車を停め、一脚を立てて写真を撮って、深呼吸します。
ココロのざわつきがすうっと鎮まる瞬間です。
おぉっ!
なかなかの眺望です。
少し霞がかかっていますが、山の向こうの街並みも見えます。
方角的に飯能か青梅の市街あたりでしょうか?
道端に腰かけ、汗が冷えない程度にゆっくりして水を一服。
陽射しのなか静けさを満喫していると、求めていた成分が満たされて行きます。
再び走り始めると、じつに快適な道が続きます。
相変わらず路面の凍結もありません。
あまり足早に通り過ぎてはもったいないので、ここはいつも以上にゆっくり走ります。
それにしてもさすがに1月。
澄んだ空気が心地よいとはいえ、ヒエヒエに冷えています。
度々あらわれるいい景色を立ち止まって眺めるうち、襟足や指先から寒気がしみ込んできました。
下り勾配が主体の帰路に備え、リュックで持参した使い捨てカイロを開封しジャケットの内側にたくし込みます。
ある程度峠を下ってもこの景色。
なるほど評判通りです。
ちなみに、このルートの名栗寄り道沿いに植わっていた並木はどうやら桜のようです。
ということは、開花の季節はまた一段と見ごたえがありそうですな。
こりゃ、か・な・り楽しみです。(笑)
帰りのお楽しみは「レストランHAMA」
のステーキ丼。
こちらも以前から評判を聞いていたのですが、なかなか昼時にお店へ立ち寄るタイミングがありませんでした。
本日は時間的にもバッチリです。
味わいに至ってはもはや私などがとやかく言うまでもありません。
適度に運動をこなした身体を癒やす濃厚な風味と旨味。
もう、ウマい!!
いやはや…
眺望メイン+グルメのショートツーリング、クセになりそうですわ。
無論、食後の黒烏龍茶は必須ですが。(笑)
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