バル から主将兼ブルドーザーと紹介されました、改めて'20主将を務めましたそらです。



このブログに何を書こうか5日前くらいから悩んでいたのは置いておいて、




この様な機会も最後なので、この4年間考えていたことを少しだけ書きたいと思います。
(少しだけとか言いつつ)長くなりますがお付き合い下さい。





私がラクロス部に入部をした理由。

もちろん部の雰囲気が素敵だったからなどもありますが、1番の理由は小学生の時に同じ電車に乗り合わせたとある大学のラクロッサーがとてもかっこよく見え、自分もやりたいと思ったからです。

この人にはきっと沢山の仲間がいて、その人たちと切磋琢磨しながらボールを追いかけ走り回るという日常がある。どれもがかっこよく思えました。
あの時、大学生になったらラクロスをやろうと決めました。





"憧れ"とはかなり一面的なものの捉え方です。
入部早々、自分の想定外が3つありました。

一つ目は(厳密には入部前から知っていましたが…)人数が少ない。

二つ目、どうやらラクロス部はラクロスだけをやっていればいい訳ではない、部を自分たちで運営するにはたくさんの仕事がある。

そして三つ目、同期の存在

です。


しかし引退した今思うのは、これらの想定外があったからこそ私は4年間ラクロスを続けられたということです。
このブログではその理由をお伝えできればと思います。





まずは一つ目。

現2年生のウィンター終わりにも話しましたが、埼大は人数が少ないために試合出場をかけてチーム内で凌ぎを削る必要がありません。試合があれば、それはほぼ確で自分が出ることのできる試合です。

やっぱり試合は、無いよりはある方がいいし、あるなら出ないよりは出る方が数万倍楽しい。

4年間センターというポジションが、

スタメンとして
またはちかさん、かなさん、べっきーさん、けい、ねねのフライとして

常に用意されていたことはとても大きなモチベーションでした。



もちろんこの状況に甘んじてはいけないとも感じていました。
埼大内では淘汰される機会がない以上、自分のレベルの低さを思い知る瞬間も少ないからです。
(そういう意味での武者修行はとうとう好きになれませんでした…笑)

「先輩に勝つ、後輩に負けない」
センターをやるにあたって自分に課したせめてもの淘汰です。これが達成されなければ自分がスタメンに居続けることは間違っている、そう思っていました。
(最後は後輩にも負けることが増えました😂)



後輩に伝えたいのは、どんな環境でも試合に出ることへの危機感を忘れないでほしいということ。
一つのポジションを争うライバルこそいないにしろ学外には私たちより上手い選手がごまんといます。
その存在を常に意識して下さい。
(やっぱり武者には行った方がいい😂)







そして二つ目。

先ほども書きましたが、入部前、ラクロス部はラクロスだけをやっていればいいと思っていました。そのためラクロス以外で忙しくしている先輩を見ても正直何で忙しいのか全然ピンときていませんでした。


しかし’18への代替えを行った時に自分にも仕事が割り当てられてからは認識が変わりました。
大学の部活の面白さはここにあったのです。


何もお膳立てされていないから、今年の合宿は何泊にするのか、明日の練習の有無さえ自分たちで決めることができるのです。
自分たちの進む先が自分たちで決められる、私はここにやりがいを感じました。


割り当てられた仕事の中にポジリーがあったのもとても大きいことでした。

ポジリーでは、試合前の作戦会議や日々のメニューに死ぬほど悩んだり、週目標・月間目標を考えたり……、とにかく妥協をせず時間を割きまくる先輩たちを目の当たりにして、何とか食らいついていったのを覚えています。




3年間、ほぼ毎日15時くらいになると翌日のメニューが気がかりで仕方なかった。
正直、気疲れはするし悩むし時間は取られるし辛いししんどい。
ですが過ぎてみればそうやって過ごした時間自体が財産でした。



最終戦の後にも、プロセスが大事なんだという話をしました。負け犬の遠吠えと一笑に伏されても構いません。
’20の結果としては全敗に終わりましたが、そこに至るまでのプロセスがなくなるわけではありません。積み重ねた練習がある以上、その中で考えたこと、できるようになったこと、できなかったこと、反省ノート、練習ビデオ、チームにとってその全てが財産です。


これから’21がゼロからスタートしますが、その水面下で’20、’19、’18の経験が活きることを願っています。






最後三つ目。

同期の存在は想定外というか、私の知らない視点や新しいことを常に見せ続けてくれる、そういう存在でした。






入部当初から同期の言葉にはハッとさせられることが多かったのですが、中でも特に記憶に残っていることがあります。



2年のリーグ、かなり期待をしていた年だっただけに全敗に終わったことがショックでした。
そのため2年の冬は本当に焦りました。

人数は減るし、いつまで経ってもパスキャが下手。

この人たちは本当に上手くなる気があるのか、と自分を棚に上げチームに対して勝手に汚い感情を抱きまくっていました。

そんな時に同期の一人がポロッと

「あの子は本当に努力しているよね」

と言ったんです。




あの時の衝撃は今でも忘れません。
表に見える部分にしか気がいかなくなっていた自分を深く反省しました。
また同時に、なんて私は独りよがりになっていたのだろうと思いました。




ラクロスないし部活はチームプレイです。
自分以外にも仲間がいて、その人にはその人なりの信念がある。
チームでやっている以上、仲間の思いや努力を汲めなかったのは部員として失格だと思いました。



特に、主将になってからは常にこれを念頭においていました。


これを念頭に置いていたがために、時に迷い過ぎたし結局自分はどうしたいのか分からなくなったことも一度や二度ではありませんでした。
同期やポジリー、部員を路頭に迷わせてしまったこともあったと思います。本当にごめんなさい。

ですがそういう時に助けてくれるのも同期なのです。もちろん部員のみんなも。

みんながいてくれて初めて主将という大役を務めることができました。本当に本当にありがとう。







2年生
いつでも楽しそうに部活をやっていて頼もしかったよ!これからはしっかりとあきちゃんとはちを支えてあげるんだぞ!


3年生
ひしひしと伝わってくる熱い気持ちにいつも刺激をもらっていたよ。大好きです。
困ったときは後輩も助けてくれます、まずは自分たちに自信をもって!


同期
とにかく心の底からのありがとう。これに尽きる。


あかねさん
いつでも太陽のような存在でした。
3年間、本当にありがとうございました。


女子ラクロス部に関わって下さった全ての皆さま
応援、ご指導ありがとうございました。
これからの女ラクもよろしくお願いいたします。




ということで、長くなったブログもそろそろ終わらせないと。



この4年間は、様々な偶然の上に成り立っているなと感じることが多かったように思います。

小学生の時、かっこいいラクロッサーに出会えて良かった。

4年前、抱いてきた憧れに正直に、入部を決めて良かった。

同期があなたたち5人でよかった。

チームメイトがみんなでよかった。



この4年間で経験したこと、すべてが私の血となり肉となり活きています。
これらを大切にしながらこれからも歩んでいこうと思います。




'20女子ラクロス部を本当にありがとうございました。



'20埼玉大学女子ラクロス部主将 そら