高知県高知市春野町で行われている
埼玉西武ライオンズ春野キャンプ
取材に行ってきました。

A班南郷キャンプはインフルエンザや怪我などの離脱者が誰も出ず無事に終了。
(岡田選手の唇が心配でしたが問題なさそうで良かった。)

初めて行った春野の第一印象は
「なんて穏やかなんだ」
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空気感が優しい。
女優さんで例えるなら八千草薫さん!
まぁ柔らかな雰囲気がそのままグラウンドの空気になっている。そんな感じ。

南郷は選手達が首脳陣にアピールしようとギラギラ感でガツガツ練習していて、お客さんもキャンプを待ってましたと言わんばかりのグイグイ感で見学し、報道陣も何かホットな話題はないかと大挙押し寄せ(僕もその1人)、南郷はまさに球春到来だぁーー!!そんな感じでした。

だから春野に行った瞬間、癒されたぁ。

ただ選手達は実戦が増える第二次キャンプのここからが勝負所。

ウォーミングアップやウエイトや体幹トレーニングをしている時は八千草薫さん的空気に包まれ穏やかで和やかな雰囲気で練習している。

がしかし、グローブをつけ、バットを持った瞬間に空気は一変!!

投手陣はブルペンで黙々とビシビシ投げ込み目には炎が映り、野手陣は一球一球集中を高め甘い球は逃さず捉える。

その姿はまさしく百獣の王ライオン。
そこにはもう八千草薫さんはいません。

毎日がサバイバルのこの時期、紅白戦が行われた。

紅白戦スタメンオーダーはご覧の通り。
(6イニング制)

紅組        白組
①8秋山  8金子侑
②6源田  4外崎
③4浅村  2森
④3山川  5中村
⑤9木村  3メヒア
⑥7松井  7栗山
⑦2炭谷  9鈴木
⑧D岡田  D中田
⑨5永江  6山田
先P齋藤    本田

試合が動いたのは3回裏白組の攻撃
4番中村選手の先制スリーラン!
紅組二番手伊藤投手のカーブをドンピシャで捉えそのままレフトスタンドのネットに突き刺さりました。紅組のレフトを守る松井選手もほぼ動かずの見事な当たり。

試合はこのまま終わり3-0で白組の勝利☆

打者で目立つ活躍をしたのは白組7番ライトで先発出場した2年目鈴木選手。
第一第二打席ともにレフト前ヒットで3打数2安打のマルチ。特に二打席目のヒットは三遊間のショート寄りの当たりをショート源田選手が一歩反応しただけで取りにいくのを諦めるくらい球足の速いゴロの打球でレフト前へ。
ボールへの対応力とバットコントロールはキャンプで更に磨いた事で好結果が出ているのかなと分析。(あくまで私的分析です)
試合後報道陣に囲まれてる柔らかい表情で対応してる姿が印象的でした。
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白組先発のドラ1ルーキー齋藤投手は
2回30球2安打2三振1四球0失点
「無失点は良かったが、打たれてるしフォアボールもだしてるからそこは直さないと。
(コーチからは)いい球が増えてきたが、いい球だけ投げられるようにしたい。」
南郷キャンプに比べ、小幅ではあるが確実に一歩一歩前に進んでいる印象だった。

紅白戦前の土肥コーチ(齋藤投手について)
「まずは短いイニング(中継ぎで)投げて経験積んで、いずれは先発でと考えてます。」と語ってくれました。

更にルーキー2投手に(齋藤投手・伊藤投手)
「不利なカウントを作らない様に、2球で1-1になる様には口酸っぱく言ってます。
カウントを悪くしたとしても逃げて欲しくはないですね。結果も大事だけど内容も大事。
打たれても攻めた結果であればオッケー。
ただ、結果が欲しい場面状況の場合はカウントを悪くしても最終的に抑えればオッケーな場合もあるし。その場によって評価の仕方は変わってくるけど。」

広い視野で考え総合的に見て判断する意向と理解しました。(あくまで僕の受け取り方です。)

そして試合後には厳しい現実が。

特打中のグラウンドにジャージ姿の選手が。
監督やコーチや選手に挨拶をしている。
少しでもプロ野球の現場にいた者にはすぐに勘づくはず。

本田・國場両投手にB班合流が伝えられたのです。

プロの世界では当たり前の光景。
ただ、何度見ても切なさは感じてしまいます。

もちろんこれで開幕一軍の可能性がゼロになった訳ではないから両投手には気持ちを切らさずB班でしっかりと首脳陣にアピールして上を目指して欲しい。

ちなみにこの日の両投手の内容は

白組先発の本田投手
【2回27球0安打1三振1四球0失点】
白組三番手國場投手
【1回9球0安打1三振0失点】

数字上はナイスピッチング。
ではなぜ、、、

僕が思うには、
この両投手は立場的に目を見張る程のボールを投げ、バッターや首脳陣を驚かす程の投球をしないと次はないぞという事だったから、内容は悪くなかったが、B班へ合流してもらうよ、となったのではないかと。(これはあくまで私的解釈です。)

常に選手はふるいにかけられサバイバルの中勝ち抜いた者だけが一軍切符を手に入れられる。

どの世界でもそうかだが、
結果を出す瞬間を多くの方に見られてる職業はそうない。改めてプロ野球の厳しさを垣間見た。

ただ、この厳しさはライオンズファンにとっては喜ばしい事で、この厳しさを乗り越えていかないと一軍では通用しないぞと首脳陣が高いラインを掲げている事がわかったので選手層の底上げになるのは間違いない!

つまり昨年の2位に決して甘んじず更なる高みを目指してる証。
当たり前の事ですが、それが僕らにもこの様な形で伝わったので、ある種喜ばしい事ですよね。

さぁ、こうなったら練習試合やオープン戦で誰がどんだけアピールるするか楽しみになって来た!

てな事で、ここらで終わりにしまーす。

また気が向いたら書きまーす☆
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ホリ。