こんばんは!!

 

人工膝関節についてのシリーズが続いていますね爆  笑

 

 

今日はリスクについてです!!

 

 

昨日は痛みがメインでしたが、それ意外にもリスクはありますびっくり

 

 

人工膝関節全置換術62例62肢(TKA群)を対象として,手術側下肢の上行性静脈造影を施行し,深部静脈血栓症(DVT)の有無を調査した.TKA後のDVTの発生頻度は43.5%であった.DVTの危険因子として肥満度が有意差を示した.

藤田悟:下肢人工関節置換術後に起こる深部静脈血栓症の発生頻度

 

 

感染症のリスクは1〜3%あり、危険因子としてTKA前に膝関節の手術を受けていることや、他臓器からの感染、糖尿病コントロール不良、関節内注射を頻回に行なっていたなどがある。感染の発見が遅れた場合、骨髄炎を起こせば人工関節を取りはずさなくてはならない。

人工関節周囲の骨折は0.3〜2%あり、転倒によるものがほとんどである。人工関節にするのは高齢者が多く、転倒しやすく骨が脆弱化しているため骨折が多い。TKAに緩みが出てしまうと再置換する必要があるが、再置換術は難易度が高くなってしまう。

人工膝関節の耐久性は20年ほどであり、やはり再置換の難易度は高い。そのため

定期的な経過観察と、体重コントロールや日常生活の指導は必要となる。

TKAの基本手技と問題点の記事を参考

 

 

このようなリスクが伴っていることを念頭に

手術が今必要なのかについて検討をする必要がありますねウインク

 

 

以上!

人工膝関節のリスクについてでした!

 

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田中佳紀

きむらてつや整形外科内科

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