新型コロナウイルス感染症が収まってきて、院内での様々なカンファレンスや勉強会が再開されている
本日は血管内治療(IVR)の症例の振り返りカンファ
直近の症例を題材に、記憶の新しいうちにその疾患の総論を整理した
転院で受け入れる場合に聞いておくべき情報などのそれに付随する注意事項も確認した
そして、症例の画像をもとにCTの読影、血管撮影の手順、塞栓の作戦について質疑応答を交えて皆で学びました
「救護班」を特集した日本赤十字社NEWSオンライン版に当院救命救急センター長が登場
日本赤十字社が行うさまざまな事業の中でも、中核を担うのが「国内災害救護班」と書かれているように重要な活動である
救護班の歴史
6つのブロック
救護班のメンバー構成
救護班の活動(医療救護、救援物資、こころのケア)
過去の災害での活動
などわかりやすく記載されています
ぜひ、一度目を通してください
上白石萌音さんが表紙のPDF版もどうぞ
https://www.jrc.or.jp/about/publication/news/pdf/low-sekijuuji_23_4_995_0329_web.pdf#page=2
「救護班メンバーは普段は病院スタッフとして活動しています。」に記載されているように
普段からしっかりとした仕事をしていて、災害時にもその力を発揮させることが大切だ
災害活動だけしかしないのは間違っているという信念が表れている
※カバー写真は10年くらい前の埼玉県の災害訓練です
一度、診察台に寝るとCTも透視(X線)も手術もできるハイブリッドERシステム(HERS)において、外傷の初期対応シミュレーションを実施した
4月の慌ただしい時期が過ぎて、新たな入職者の勉強のためシミュレーションを開催
2日間実施して、ほとんどの医師が一度は経験できるように計画
今回の進行は救急専攻医2年目となった医師が担当した
重症の可能性のある外傷患者が搬送されることに
HERSは使用可能である
情報共有、役割分担
感染防御や放射線プロテクタ装着
重症であれば様々な準備も必要
室温を上げることを忘れずに
救急隊やドクターカーからの事前情報をもらい
さらに具体的準備
手術、血管内治療(IVR)が出来る医師をコール
救急車が到着
みんなでベッド移動 やさしく
CT撮影前に胸腔ドレーン挿入が必要
透視のアームを挿入 X線で確認しながら
血圧も比較的安定しているので全身の造影CTを撮影
リーダーは重大な損傷をさがす
時間との戦いでもある
4症例実施
最後にフィードバック
外傷外科医による物品の準備位置の再確認
有意義なシミュレーションでした