走る! 救命救急センター

走る! 救命救急センター

さいたま赤十字病院 高度救命救急センターのブログです。
ドクターカーによる病院前診療、救急外来の初期診療、 集中治療、外傷センターとしての手術、血管内治療(IVR)
日赤・災害基幹病院としての災害対応など 幅広い活動をしております。

救急ワークステーションに配属されています医師事務作業補助者(MA)です

シンプルに説明しますと医師が行なう事務的な業務をサポートする職種です

 

さて 「おはようございます」と出勤すると・・・

あらら! 先生がソファーで爆睡しています

本や食べ物が散乱 救急ワークステーションは散らかっています!

8時30分から始まるカンファレンス前に環境整備です

と、思ったら、ドクターカー要請を知らせる音が鳴り響きます!

先生!起きて!起こす私!

ドクターカー用のiPhone忘れてる!先生追いかける私!

無事にドクターカー出動!

ホワイトボードに 「交通事故 ○○救急 日赤ドクターカー出動」 と記載

 

さてさて、カルテをチェック

当直帯に対応した患者記録を当直日誌に代行入力

ドクターカー台帳の管理 (当直帯に7件も出動している!凄い!先生おつかれ様!)

ドクターカーカルテの記載漏れのチェック

ムムム ここ一部記載ないぞ! 診療録確認! 先生に確認しなきゃ

「先生! バイタル記載はこちらで宜しいでしょうか? 薬剤はアドレナリン2Aで宜しいでしょうか?」

確認後、代行で修正

おっと、 診断書の催促の電話 「先生!確認お願いします」

先生オーダーが・・・

などなど

 

救急科の医師30名(非常勤医師含む)+研修医4名

陰ながらサポートしております、宜しくお願いします

 

image

image

 

改めまして医師事務作業補助者とは

 長年 医師の過重労働が問題視され、医療の質の確保、医師の定着が必要とされてきました。医師には診察や手術以外にも多くの業務があり、事務的なものも含みます。医師が行なっている事務作業補助の負担を軽減し、診察や手術に時間を充てる事によって、医療の質を向上されることを目的として2008年に「医師事務作業補助者」が誕生しました。

 当院の医師事務作業補助者は、2008年6月に6名配置されスタートしました。徐々に業務を拡大し増員を進め、現在44名で「医師の事務サポート業務」を幅広く行なっています。

 診療報酬上行ってよい業務と行えない業務が決まっているため、ご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、宜しくお願いします。

 

 行っている業務

  ・診断書などの各種文書作成補助

  ・電子カルテなど診療記録の代行入力

  ・医療の質を向上させるため事務作業

  ・行政への対応(厚生労働省などに報告する診療データの整理) 

 

 行ってならない業務

  ・医師以外の職種の指示の下に行う業務

  ・診療報酬の請求業務

  ・窓口・受付事務

  ・医療機関の経営、運営のためのデータ収集

  ・看護業務の補助

  ・物品運営業務

年に3-4回程度 呼吸器内科と救急科の合同カンファを行っている

 

ICUの患者で呼吸器内科併診で加療を行った症例

呼吸器内科の患者で悪化してICUで集中治療を行った症例

呼吸器領域の画像診断

気胸の加療など呼吸器領域のCommon Diseaseの勉強

 

などを行ってきた

 

今回は防衛医科大学より救急科で短期勤務してもらっており

J-SSCG2020の作成メンバーでもある山田浩平先生に

 

『COVID-19の診療におけるステロイドについて』

多数の研究、evidenceをもどに講義をしていただいた

 

 

結論として

ある大規模スタディの結果をもとに

中等度以上ではステロイド投与は必須

ただ、製剤、量、期間、開始時期については結論出ず

 

これをもとに、

軽症症例にはステロイドは推奨しないとなっているが必要な症例もあるのでは

ステロイドの種類や量はどれがよいのか

ステロイド投与はぶつ切りで良いのか、漸減したほうが良いのか

など議論となった

 

山田先生 ありがとうございました

新しいAHAガイドライン2020でも

救命の連鎖として「質の高いCPR」「(早期)除細動」が含まれ

院外心肺停止において予後をかえるのはこの二つと言っても過言ではない

 

 

日赤本社のホームページでも以下のように

一次救命処置としてBystander(一般市民)による

「心肺蘇生とAED」を救命の連鎖としている

 

 

日本においてAEDは普及し様々な場所に設置されている

実際、そのAEDにより救命につながった症例を経験する

 

ただ、使用したAED心電図波形の情報提供にはハードルがある

AEDの管理者に連絡して、AEDメーカーに問い合わせて、

それで、すぐにデータが抽出できるか?データがもらえるか?

 

AED心電図波形の迅速な提供により

傷病者の根本治療につながり社会復帰に寄与することがある

 

当院、当救命救急センターでは

迅速な情報をいただいた場合には以下のような感謝状をお渡しすることとしました