皆さん、こんにちは。

昨日8月6日、5回目の抗がん剤点滴治療を病院で受けてきました。

今のところ、副作用は、脱毛と白血球数の低下がある以外は、意外とありません。

当初は、すい臓がん患者の手記では、ひどい倦怠感、手足のしびれ、

関節の痛み、食欲不振などが、るる書かれていましたので、

副作用をおそれていたのですが、幸いなことにほとんどありません。

倦怠感も最初の内は治療直後の2,3日はありましたが、本日は感じません。

 

ところで、昨日の治療は、血液・尿検査と抗がん剤の

ゲムシタビンとアブラキサンの点滴治療です。

医療費の自己負担は、いくらかかったでしょうか。

約3万8千円です。結構な金額です。

これを月2回ですから、毎月約7万6千円です。

高額医療費の支給限度額内なので、全額自己負担です。

1年間にすると、約91万2千円です。

仕方がありませんね。幸い自己負担の一部をカバーする民間医療保険に

加入しているので、こちらから少し支援をいただきます。

 

さて、この自己負担金を医療費換算すると、約12万7千円。

年額ベースでは、12.7万×2回×12月で、なんと約305万円。

その7割(約214万円)は健康保険でカバーされます。

3割負担でも健康保険はありがたいものです

それではこのへんで

2024年8月7日

 

皆さん、こんにちは。

7月23日に、5回目のゲムシタビンとアブラキサンの点滴治療を受けました。

当初は3週連続で治療を受けて1週休みという計画でしたが、

点滴治療を受けた翌週には白血球数の低下が激しくて、治療できない

ということが2回連続で続きました。

そこで、主治医からの指示で、3週連続ではなく隔週で治療を受けることとなりました。

 

5回目となると、だいぶ慣れたものです。

最初に吐き気止めの薬の点滴が15分くらいあり、それからアブラキサンで30分、

食塩水で管を洗浄してからゲムシタビンで30分、最後に食塩水、

という流れで、全部で約1時間半です。

点滴を受けている間はそばにあるテレビで、サスペンスドラマの再放送を

見ています。久しぶりに「あぶない刑事」をみました。

 

副作用ですが、脱毛は治療2回目で顕著になりました。

そこで頭をそって、外出時にはかつらを利用しています。

かつらは32万円ですが、医療用というと2割引きになり、

かつ、地元の自治体に申請して3万円の補助を得ました。

脱毛以外の副作用といえば、治療を受けた夜から翌日はしゃっくりが出ます。

体の倦怠感は、あるといえばありますが、日常活動をする上では支障がありません。

白血球数が低下するので、感染症には注意をしています。

 

というわけで、治療前におそれていた副作用は、今のところ小さなもので良かったです。

森永卓郎さんの体験記にあるように、抗がん剤の副作用が激しいということが

よく言われますが、人によりさまざまということを実感します。

それではこのへんで(2024年7月26日)。

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

5月下旬から、抗がん剤のゲムシタビンとアブラキサンの併用という

化学療法に移りました。

これまで3回治療を受けました。

昨日、文春オンラインで、森永卓郎さんがこの化学療法を

受けていたという記事を読みました。

 

森永さんは昨年12月にすい臓がんのステージ4と診断され、

主治医から余命4ヶ月という宣告を受けました。

すでに手術や放射線治療を受ける段階ではなく、化学療法しか

選択肢はないということで、昨年12月27日、

ゲムシタビンとアブラキサンの点滴を受けました。

ところがその日の夜、容態が急変し、気持ちが悪くなり、寝込んでしまいました。

2日後には、1日でイチゴを3粒しか食べられず、意識がもうろうとしてきました。

三途の川がはっきりと見えたそうです。

幸い、保険診療の対象ではないが、ある点滴薬の情報が入り、

その薬の点滴を受けたところ、症状が改善しました。

 

これを読むと、ゲムシタビンとアブラキサンの併用療法の副作用の

激しさに驚き、私もこの併用療法を受けることに恐れを感じてしまいます。

ただ、森永さんも、この記事の中で、抗がん剤がいけないと言っているのではない、

大部分の人は気分が悪くなることはあっても、それが原因で生死の境を

さまようようなことはない、抗がん剤が自分には合わなかったのだ、

と言っています。

確かに、これまで3回の治療を受けた私の経験からすれば、脱毛や軽い倦怠感などは

ありますが、森永さんのような激しい副作用は今のところ出ていません。

抗がん剤の副作用も、人によりけり、ということでしょう。

そして、この併用療法が標準治療として大勢の膵がん患者が受けている現状を

みると、副作用に過度の不安を抱くことはなさそうです。

それではこのへんで。

2024年7月5日

 

皆さん、こんにちは。

6月25日、3回目の化学療法を受けました。

予定では先週に受けることになっていたのが、当日の血液検査の結果、

白血球の数値が低いため、延期になっていました。

この白血球減少や血小板減少というのも、副作用のひとつですね。

 

化学療法を受けた日を1日目とすると、1日目の夜から2日目にかけて、しゃっくりの副作用。

2日目の夜から3日にかけては、体温が38度台という発熱がありました。

高熱がでたときは、カロナールと抗生物質の服用で、熱が下がります。

足裏のしびれはありますが、歩けないということはないので、気にしていません。

6月25日の主治医の診察の時にも話したのですが、左腕に全体的に軽いしびれがあり、

上にあげると少し痛みがあります。

これについては、次回の通院時に整形外科の医師に診てもらう予定です。

 

グムシタビンとアブラキサンの化学療法を受けた上での現時点での

最大の副作用は、前回ブログに書いた脱毛ですね。

この化学療法はずっと続けるということなので、頭髪は脱毛が常態化、

外出の際はかつら(ウィッグ)を着用ということが続きます。

今のところ5歳は若く見えるということなので、ウィッグ着用は苦になりません。

昨日初めてウィッグをシャンプーしました。

それではこのへんで(2024年6月28日)

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

抗がん剤治療の代表的な副作用が脱毛です。

どのように脱毛が始まるのか興味がありましたが、

実際に脱毛が始まると、脱毛の速さと分量の多さに驚かされました。

 

2回目の治療を受けた翌朝、枕カバーにたくさんの毛がついていました。

ブラシで髪をとかすと、毛が抜けて、ブラシにたくさんの毛がつきました。

1回とかすとブラシ全体につきますから、こわくなって2回とかすのはやめました。

この脱毛が、翌日も、その翌日も続きます。

脱毛が始まるから一度理髪店で髪を短くしてもらおうかと考えていましたが、

この状況では理髪店に行く必要もないという速さでした。

 

15日の土曜日、かねてから注文していたウィッグ(かつら)が出来上がったので、

お店に取りに行きました。

そこでは丸坊主にした方がウィッグを頭に固定しやすいといわれ、

思い切って全ての頭髪を切ってもらい、坊主頭にしました。

そしてウィッグの装着。年齢相応に30%の白髪まじり、

髪の分け目は以前のとおり、ということでだいぶ若返った感じになりました。

 

おかしかったのが周囲の反応。

土曜日、日曜日とウィッグをつけたままで、10数人の知人と会いました。

ウィッグをつけていることは話さずに、対面しました。

頭髪の変化に気が付いたのは、やはり女性でした。

理由はきかずに、素敵になったと言われました。

 

一方、男性陣は何の反応もなし。

男たちは他人の頭髪のスタイルの変化は目に入らないか、関心外なのでしょう。

なぜかつらにしたのかと聞かれたとき、(病気の話はしたくないので)気分転換だ、

という答えを用意をしていたのですが、だれからも質問なしで、拍子抜けでした。

でも、皆が気にせずに小生のウィッグ頭を受け入れてくれれば、

それはそれでよいことです。

それではこのへんで(2024年6月17日)

 

皆さん,こんにちは。

本日(6月11日)2回目のゲムシタビンとアブラキサンの点滴をうけました。

実は、第1回目を5月28日に実施し、翌週の6月4日が第2回目の予定でした。

ところが、当日の血液検査結果をみると、白血球の数値が急低下、基準値を大きく

下回りました。また、血小板の数値も基準値以下でした。

そのため大事をとって、第2回目を1週間延期することになったのでした。

 

本日の血液検査では、白血球数は基準値以下ながら前回よりは上昇、

血小板値は基準値をクリアー、他の数値に問題点はなし、

ということから、ゲムシタビンとアブラキサンの量をそれぞれ前回の80%に

して、第2回目の点滴を行うという事になりました。

 

点滴の場所は、外来治療センターの中に全部で20か所くらいのブースがあり

その中で行われました。時間は約1時間半(薬を待っている時間を含めると

2時間弱)でした。リクライニングシートで、首の近くにテレビが置いてあります。

ちょうど平日の午後で、民放のサスペンス番組を放映中でした、

「相棒」をはじめサスペンス番組のファンなので、楽しむことができ、

1時間半の点滴は苦になりませんでした。

 

会計段階で少しびっくりしましたが。本日の点滴注射の保険点数は10,807点、

つまり10万8,070円です。3割の自己負担では3万2,421円。

うーん、結構な金額です。これを月3回受けるのですから、

血液検査なども含めると、毎月10万円を超える出費になるでしょう。

 

今のところ1日目の深夜時点では副作用は出ていません。

これから2日目、3日目あたりがどうなるのか、

基準の量の80%にしたことが副作用を小さくさせるのか、など

様子を見ていきたいと思います。

来週に第3回目を受ける予定です。それではこのへんで。

(6月12日午前1時半)

 

皆さん、こんにちは。

いよいよ5月28日、ゲムシタビンとアブラキサンの抗がん剤の併用療法の開始です。

骨転移の部分は放射線治療を10日連続で受けておわりました。

この併用療法は、肺への再々転移に対する治療です。

 

さて、ゲムシタビンとアブラキサンの併用療法ですが、

膵がん患者さんの体験記を読むと、ほとんどの場合副作用の激しさが書かれています。

また、あらかじめ主治医から、手足のしびれ、倦怠感、脱毛、白血球減少など

多くの副作用の説明を受けました。

副作用が激しいのであれば、抗がん剤を使うことに躊躇してしまいます。

しかし、現在の自分には、この化学療法が最適であるという事。

実際、4月3日と5月20日に受けたCTの画像を比べると、肺にある白い影は

少し拡大していました。もうぐずぐずしているわけにはいきません。

 

5月28日、抗がん剤治療を開始。

最初に吐き気止めのステロイド剤を15分程度点滴、そのあと、

ゲムシタビンとアブラキサンをそれぞれ30分間点滴で終了。

副作用ですが、当日は、体調に変化なし。しかし、深夜にしゃっくりが出始める。

これが1時間以上続くのですね。朝になってしゃっくり止めの頓服薬をいただく。

このしゃっくりは4日目には解消しました。

2日目は便秘の兆候あり。これは抗がん剤というより吐き気止めの薬の影響とか。

夜の睡眠前に飲む下剤をだしてもらいました。

3日目は、朝から低血圧で看護師さんの手をわずらわせました。

最高血圧が80にいかない。少し体がふらふらしました。

医師まで登場して、何度か再検査をして、昼前にやっと90台になりました。

この日は体全体が重く感じられて、体を動かすのも面倒というところ。

これが副作用の倦怠感でしょうか。

4日目(本日)は前日とは異なり、朝から体が軽く感じられました。

この日の朝、退院しました。

副作用としては、足の裏全体が少ししびれている感じ。また足の関節に軽い違和感。

でも歩くことに支障はありません。

 

これからこの併用療法を毎週1回、3週連続で受けて1週休み、それが1クール

ということで、治療が続きます。

今後も治療の様子を書いていきますが、副作用が大きくならないことを祈るばかりです。

それではこのへんで。

(2024年5月31日)

 

 

皆さん、こんにちは。

5月17日のブログで、5月20日から抗がん剤治療が始まると書きましたが、

都合により5月27日からとなりました。

 

今回の抗がん剤治療は、すい臓がんが転移し手術不可の場合の

標準治療で、ゲシタムビンとアブラキサンの併用治療です。

3週続けてこれらの抗がん剤を点滴して1週休み、

これを続けていく治療です。

 

実は膵頭十二指腸切除術よりは、この抗がん剤治療の方が不安が大きいです。

その理由は副作用の大きさです。

医師の説明によれば、脱毛、吐き気、食欲不振、倦怠感、発熱、湿疹、口内炎、

味覚障害、色素沈着、手足のしびれ、むくみ、関節痛、筋肉痛、血管炎、

白血球低下による感染症の恐れ拡大、赤血球・血小版の減少による貧血、

肝障害、腎障害、薬による肺炎、アナフィラキシーショックなど。

これ以上はないのではないかというくらいの「副作用のデパート」です。

ただし、これらがどの程度でてくるのかは人によって違うので、

実施してみないと具体的には分からないということです。

脱毛は覚悟しているので既にかつらの準備はしています。

脱毛以外では、吐き気や食欲不振、倦怠感、手足のしびれは必ずでてくるとのことです。

 

これから副作用がどのように出てくるのか、このブログで書くつもりですが、

皆さん方にお願いがあります。

この抗がん剤を体験された方はその副作用の様子を教えていただけないでしょうか。

私のブログに「いいね」を押していただければ、皆さん方のブログにアクセスして

参考にさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

(2024年5月24日)

 

 

皆さん、こんにちは。

5月11日のブログで、6年前のすい臓がんが肺に再転移したことを書きました。

 

2018年10月末にすい臓がんのステージ2で、膵頭十二指腸切除術。

その後1年間は術後治療としてS1服用。

5年間何もなければ寛解、ということでした。

2019年、20年、21年と順調でしたので、このまま5年目を迎えると思いきや、

2022年1月に肺への転移の疑い。

2022年3月に左肺の一部切除を行いました。

この時点でステージ4。

次の寛解の目標は5年後の2027年3月。

術後治療としてS1服用を継続

2022年、23年と順調でしたので、このまま5年目を迎えると思いきや、

本年4月に肺への再転移が発覚。

 

このように転移を続けるというのが、

すい臓がんが難治がんといわれるゆえんなのでしょう。

ものの本によると、転移がわかったがん細胞は、人間の目で発見される以前から

体内にあってひそかに細胞分裂を繰り返していたという事。

したがって、今回の再転移のがん細胞もすでに2年前の手術以前から

すでに肺に存在していたのかもしれません。

 

すい臓がんのステージ2の5年生存率は22%。

幸い自分の場合は、すい臓がん発覚のときからは5年を経過

22%の中に入りました。一方、ステージ4の場合は1.5%。

大変厳しい数字です。

2022年3月の手術から2年は無事に経過したのですから、

来週20日から始まる抗がん剤治療が功を奏して、3年後には

1.5%の中に残っていることを切に祈る次第です。

それではこのへんで。

(2024年5月17日)

 

 

皆さん、こんにちは。

前回のブログで放射線治療を受けると書きました。

 

放射線治療は、今回見つかった胸椎の骨転移に対して行うものです。

この骨転移を放置しておくと、脊髄に近いので、脊髄までがんが侵入し、

しびれや麻痺などが起こる可能性あるそうです。

病院からの説明書には、放射線治療の目的は、

「除痛、麻痺の回避による生活の質(QOL)の維持、改善」とあります。

治療回数は、3グレイを10回、つまり10日連続で治療を受けます。

 

4月30日、この日は放射線治療科で、体のどの部分に放射線を当てるのか

CTを用いて調べます。体の胸からおなかにかけて、マジックで線や印が書かれます。

 

5月1日、放射線治療の1日目です。

まず控室で着替えて、呼び出しを待ちます。

続いて検査室に入り、検査台の上にあおむけになります。

この検査台は幅が狭いもので、あおむけになって手を両脇におくと

もう幅は一杯で余裕はありません。

体を動かすと落ちそうですが、もちろん体を動かしてはいけません。

しばらくどこに充てるのか確認、微調整があり、その後治療開始。

実際の時間は3,4分くらいでしょうか。

痛みも何もありません。ただ、終わってから狭い検査台から起き上がるのがやや大変。

検査室を出て、控室で着替えて終了。全体では10分くらいです。

 

5月12日時点では、7回受けました。あと3回で終了です。

ちなみにこの放射線治療でがんの患部が小さくなるものではなく、

将来の痛みが生じるのを防ぐということです。

放射線治療が終わったら、いよいよ肺の再転移に対する抗がん剤治療が

始まります。それは5月20日の週になります。

それではこのへんで。

2024年5月12日