ここのところ、韓国ドラマを見る傾向が高く、敢えて探して見たりしています。
こちらのドラマは、元々日本のドラマで『Mother』の韓国版となっています。
今、埼玉ではTOKYOMX1で、毎週木曜日と金曜日の週2日放送があって、毎週2話ずつ進んで行くのですが、現在3話目まで進んでいます。
日本版は、2010年の制作で、主役が松雪泰子さん、子役が芦田愛菜さん(当時5才)、原作は無く、坂元裕二さん脚本によるオリジナルドラマとして放映されました。
これが原作となって、トルコでリメイクされた『ANNE』というタイトルのドラマが、世界35カ国に輸出されて、世界的ヒットになったそうですが、その後も各国でリメイク版が作られて、韓国版は2018年に制作されたそうです。(ウィキペディアより引用)
昨年(2022年)、スペインでもリメイク版が制作されたそうなので、本当に世界的なヒット作ですね。
内容は、母性をテーマにしたものですが、幼児虐待を受けている7才の女の子を、未婚の女性が引き取って育てようとするお話です。涙無しには見られない作品になっています。
この韓国版「マザー」を見て思ったのは、と言うか、韓国のドラマをみていつも思うことですが、本当に良く似た国だなぁということ。
児童虐待とかネグレクトとかに対することについても、韓国でも同じ法律があって、対応方法が同じで、児相も有って、警察の立場も同じで、解決する際に立ちはだかる壁も同じで、言葉だって文法も同じだし、顔も似ているし、どこまでも似た国なんですよ。
もっとお互いに歩み寄って仲良くなって、お互いの国をパスポート無しで行き来出来るような関係になればいいのにと思います。
過去のことは過去のこととして、飲み込んで、手を繋げたら良いのに、とても残念です。
韓国歴代の大統領が、困った時の日本叩きで、すぐに慰安婦だ徴用工だと言って韓国民を煽るから、いけないんです。
今の大統領(ユン・ソンニョル氏)は、日本との関係改善を掲げているので、上手く引っ張っていっていただけるよう、期待しております。
と、前置きが長くなりました・・・・
ドラマですが、韓国版の主役はイ・ボヨンさん、子役はホ・ユルさんで、イ・ボヨンさんは故・竹内結子さん似の理知的な美人さんです。
子役の子も上手いですね。
韓国のドラマを見ていていつも思うのは、この顔の子が大きくなってこの顔にはならないよな、って子役がよく使われていて、その点は日本の子役俳優の裾野の広さかと思いますが、ホ・ユルさんの演技は芦田愛菜さんに引けを取らない演技力だと思いました。
第2話では涙涙で、韓国でもこうした児童虐待とか、養父の酷いヤツとか、シングルマザーが子供を邪魔にするとか、いるんだなぁと思いましたが、
世界中でドラマ化されてヒットしていると言うことは、同じ様な人間は世界中にいるということです。
国が違うとか、宗教が違うとか、文化が違うとか、そんなことは関係なく、人間の中の、魑魅魍魎は全世界共通だと言うことなんですよ。
プーチンや習近平や金正恩、ミャンマー軍総司令官のミン・アウン・フラインもそう、兎に角、ジャイアン的な発想で、力で征服しようとしたり押さえつけようとしている輩は、魑魅魍魎の塊です。
でも、平和だけど、起こる国内の問題もあって、民主主義もそれなりの問題が。。。
事件に対して、発生しないと動けない警察とか、解決出来ない法律とか、未然に防ぐ力を紡いでいこうとする気がない政府や立法府。
民主主義は平和で良いけれども、やっぱり人の中にいる魑魅魍魎を、人は退治することが出来なくて、事件は日夜起こるのです。
世界中でドラマ化されて、きっと多くの人が涙して見ていると思うのに、何故なんでしょうか。
悲しいですね。
全22話ですが、実は日本版を見ていない私、先々どんな展開になるのか、心をもぞもぞさせながら、見守っていきたいと思います。