突然カメラが壊れた。

そのカメラで撮った画像は、鏡に写っているようになっている。

鏡像ってやつ?に勝手になってしまう。

ところが、その5分後に撮った写真は元に戻った。

カメラの構造と人間の目玉の構造は、ほとんど同じらしい。

レンズを通して見える画像をどう処理するかは、デジカメなら半導体であり、人間は脳である。

きっと、今回カメラで撮った画像が鏡像になってしまったのは、半導体が少し狂ったからだと思う。

そう考えると、人間も脳がうまいこと狂ってしまえば、自分の目に見えるものすべてが鏡像になってしまうかもしれない。

そうすれば、自分にしか見えない世界が見えることになる。そこに見える世界とは、つまり、すべての本当の景色は完全に俺の脳内に取り込まれて、その景色の側が鏡を見ている時に写っている鏡の中の像のことである。なんだか、良く分からないけど、1回無駄な脳内処理を経由しているから、そのタイプの人間は、目を拓く度に一瞬ノイズが見えるかもしれない。

ちなみに下の写真が鏡像になってしまったやつだ。

$1日5回はすいません


なにが言いたいかって、まぁ、このように世界が見えているように感じるのは、すべて人間の生物学的規定によるところであって、その生物学規定から少しだけでもはみ出してしまえば、自分の見えている世界なんて簡単に崩壊してしまう。結構、もろい世界であって、このもろい世界を、あんまり押しつけがましくしちゃいけませんってことです。

むしろ、そのもろい世界以外の世界のこともちゃんと受け入れられる力を持たないとね。


シンゴ・クリハラ