中小企業診断士試験 2次試験の設問文の読み方 | 2019年度ストレート合格するための中小企業診断士情報

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お世話になります。ミノです。

 

2次試験の設問文の読み方について説明します。

 

前回説明した通り試験の解答を採点する立場から考えると、約5000人の

 

記述式の解答を同じレベルで採点するこためには、模範解答に沿って、答案に

 

書かれたキーワードや、文章によって、細かく点数が決められているはずです。

 

だから、受験者の回答は与件文に書かれたキーワードや、設問文で誘導された

 

記述すべき内容が書かれているかどうかが重要になります。

 

つまり答えは、与件文と設問文の中にあるヒントを読み解いて、試験問題作成者が

 

作った模範解答にいかに近づけるかが合否の分かれ目となります。

 

そのために設問文を読むときに、どの点に注意するかが重要です。

 

☆設問文に聞かれていることを答えるようにします。

 

当たり前のことですが、これができていないと合格に至りません。

 

1)  時制 

 

平成28年の事例Ⅰでは、問1が3代目社長の時代に関する問題、

 

問2が5代目社長に関する問題になっています。

 

与件の中に書かれていることを整理して、3代目社長の時代の記載内容と

 

5代目社長の時代の記載内容から答えを導くようにします。

 

落ち着いていれば、当たり前のことですが、試験の中では、混乱して混在して

 

記載する場合があります。

 

時制については、特に意識してどこの部分を問われているか繰り返し

 

確認しましょう。

 

2)  何を書いてはいけないか

 

平成28年の事例2では、問3において

 

「売り上げが向上すること以外のメリットと効果について、100 字以内で

 

説明せよ。」という文章があります。

 

このような「~以外」とあれば、売上が向上することは、当然メリットには書いては

 

いけません。

 

3)  何を書くべきか

 

平成28年の事例3では、問3において、

 

「このクレーム改善活動を 最も効果的に実施するために、着目する

 

クレーム内容、それを解決するための具体的 対応策を 120 字以内で

 

述べよ。」

 

という問題があります。

 

クレーム内容は、3大不良としてカット形状不均一と鮮度劣化と異物混入が

 

ありました。

 

ここで注目すべきは「最も効果的に実施するために」という言葉に注意が

 

いけば、1番多い不良「カット形状不均一」についてのみ120字で

 

十分に出題者の意図した内容に言及できたと思います。

 

しかし、3大不良について記載したため、書くべき必要な内容が不足した人も

 

多かったと思います。

 

このように設問文は、解答に記載するべき内容を指示しています。

 

設問文は、指示に沿って、指定された字数で書くことで、出題者が意図した解答を

 

書けるようになるガイドの役目です。

 

今回挙げた設問の注意すべき内容は、私が、以前、試験で設問文を読み

 

間違えた事例から上げています。

 

同じ間違いを起こさないために皆さんも気をつけてください。

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