しばらく更新できていなくてすみません。
今回は、 埼玉県川口市内に2023年9月16日(土)に新しく開業した国際興業バスの路線である「イイナ01系統」、「イイナ02系統」の「川口パークループ」の紹介と関連する折返場や停留所を紹介します。

  ㊗️「川口パークループ」開業!


今回は、2023年9月16日に開業した「イイナ01系統」、「イイナ02系統」の「川口パークループ」を取り上げます。新しいといっても開業から1年近く経ちましたが、まだ新しい路線です。


概要

運行開始日:2023年9月16日(土)


系統、運行経路:イイナ01 イイナパーク川口➡新井宿駅➡グリーンセンター➡イオンモール川口➡新井宿駅➡イイナパーク川口

イイナ02 新井宿駅➡イイナパーク川口、イイナパーク川口➡新井宿駅


運行間隔:イイナ01 土、日、祝日のみ 10時~16時台毎時1本 

イイナ02 土、日、祝日のみ イイナパーク川口➡新井宿駅:9時台2本、17時台1本 新井宿駅➡イイナパーク川口:9時台1本、17時台1本


路線名:イイナパーク川口線


愛称:川口パークループ


運行事業者:国際興業株式会社鳩ヶ谷営業所


「川口パークループ」は2022年4月にリニューアルオープンした「川口ハイウェイオアシス」や「イイナパーク川口」へのアクセス路線として、川口市が主導のもと実証運行というかたちで運行が開始されました。「川口ハイウェイオアシス」や「 イイナパーク川口」の他に「川口市立グリーンセンター」、「イオンモール川口」などへのアクセスを見込んだ路線のため、土、日、祝日のみの運行です。

車両は主に5000番台の車両が使われている印象があります。

また、「イイナ01系統」には行き先表示に急行が、「イイナ02系統」には行き先表示に直行と表示されます。急行直行という表示は国際興業バスではあまり見られないので貴重です。 

また、2024年6月1日(土)より「イイナ01系統」が新井宿駅を起点として運行されていた経路が変更され、「イイナパーク川口」を起点に運行されるようになりました。また、1時間に1本ほどの運行間隔へと変更されました。

概要をまとめたので、画像と共に「川口パークループ」について紹介していきます。 


なお、以下の画像は、2024年6月1日(土)のダイヤ改正以前に撮影したものです。現在と時刻や経路が異なりますのでご注意ください。ご乗車される方は、リンクを添付いたしますので国際興業バスや川口市のホームページをご確認ください。


 国際興業バスのホームページはこちらから 


川口市のホームページはこちらから 




  新井宿駅(あらいじゅくえき) 


始めは新井宿駅のバス停と時刻表です。「川口パークループ」は埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の新井宿駅2番乗り場を発着します。バス停の看板右下に案内が出ています。⬇



時刻表です。平日は運休で土、日、祝日のみの運行です現在は、1時間に1本の運行です。 ⬇

新井宿駅も折返場のようになっているのでロータリーの写真を撮りました。夕焼けとバスが映えます。⬇



  イイナパーク川口(いいなぱーくかわぐち)


続いては、「イイナパーク川口」の停留所の画像です。⬇

時刻表です。こちらも、土、日、祝日のみの運行であることが強調されています。新しい停留所のため、停留所のポールも時刻表枠もきれいです。⬇

「イイナパーク川口」の折返場です。バスがいないと折返場であるということがわかりにくいです。アスファルトで作られたただの広いスペースです。 
無理やり作った感があるスペースに、分かりにくいですが、中央にバス停のポールがポツンと設置されています。屋根やベンチも無く、今後の整備が期待されます。⬇
また、こちらのバス停から「川口ハイウェイオアシス」や「イイナパーク川口」に行く際にはバス停と施設がフェンスで仕切られているため、一度公道上を歩かなくてはなりません。高速道路と繋がっているため、簡単に侵入できないようにするための安全対策だと思われます。

「川口ハイウェイオアシス」の建物です。新しくてきれいでした。バス停からは2、3分歩く必要があります。この奥に「イイナパーク川口」があり公園や「歴史自然資料館」があります。⬇

所在地:埼玉県川口市赤山501-1





  イオンモール川口(いおんもーるかわぐち)


続いては、途中停留所である「イオンモール川口」の紹介です。「イオンモール川口」は鳩ヶ谷駅西口から「イオンモール川口」へアクセスする路線の「SC02系統」も乗り入れています。 「SC02系統」は路線図を見ると循環路線のようになっていますが、運行上は鳩ヶ谷駅西口➡イオンモール川口とイオンモール川口➡鳩ヶ谷駅西口に分かれています。折返場は無く、鳩ヶ谷駅西口から来たバスは路上の停留所で待機し、発車時刻になったら鳩ヶ谷駅西口行きとして発車していきます。 

なお、この停留所のみダイヤ改正後に撮影したものです。停留所の看板には、行き先表示の「イイナパーク川口」が後から貼られた形跡があることがわかると思います。ダイヤ改正以前は先述したように新井宿駅発着だったため、「新井宿駅」と表示されていましたが、ダイヤ改正後は「イイナパーク川口」発着に変更されたため、「新井宿駅経由 イイナパーク川口」行きに修正されています。また、ダイヤ改正直後の撮影のため、ダイヤ改正を知らせる貼り紙が残っています。 

バス停の看板⬇ 


「イオンモール川口」のバス停 別角度から⬇

時刻表です。ダイヤ改正後は1時間に1本となりました。鳩ヶ谷駅西口からの「SC02系統」は35~40分に1本です。平日も運行されています。⬇

ダイヤ改正を知らせる紙と周辺のバス停の案内図です。「イオンモール川口」停留所にはこの2系統のみが乗り入れますが、近くのバス停からは川口駅東口、蕨駅東口、戸塚安行駅、東川口駅南口などに行く路線バスや川口市のコミュニティバス「川口03系統 みんななかまバス芝・神根循環」などが乗り入れています。⬇ 

所在地:埼玉県川口市安行領根岸3180



他に「川口パークループ」は、「グリーンセンター」停留所にも乗り入れていますが、撮影の都合上画像はありません。申し訳ありません。




今回は、写真を多めに、文章は短く新規に開業した路線の紹介と、新規開業に伴って設置された「イイナパーク川口」折返場の紹介と周辺停留所の紹介をしました。


乗車した感想として、ダイヤ改正以前の当時は20分間隔で「イイナ01系統」と「イイナ02系統」が交互に運行されていたので本数が多いのに、人が全然乗車していなかったというのが正直な感想です。私の他に、新井宿駅から「イオンモール川口」に向かう1グループ(2人)が利用したのみで「イイナパーク川口」に行く人も、「イイナパーク川口」から帰る人もいませんでした。 


2024年6月1日(土)のダイヤ改正で循環運行する「イイナ01系統」が1時間に1本になり、「イイナパーク川口」と新井宿駅を結ぶ「イイナ02系統」が鳩ヶ谷営業所との出入庫関係で朝夕のみに減便されたことは適正な判断だったと思います。川口市としては満を持して20分間隔で開業させた路線なので残念なのでしょうが、実際の現実だと思います。もちろん、川口市として何もしていないわけでは無く、春祭りを2024年5月の土、日曜日と2日に渡って「イイナパーク川口」で開催するなど「川口ハイウェイオアシス」や「イイナパーク川口」また、「川口パークループ」自体の利用者を増やしたいのだと思います。他にも、「川口市立グリーンセンター」へのアクセスも良くなったので、ぜひ利用してほしいというのが川口市の考えだと思います。


課題を他に挙げるのであれば、循環運行の方式が分かりにくいということと、「イイナパーク川口」のバス停から施設までが遠く、設備が充実していないことだと思います。

「川口パークループ」は現在のダイヤでは、1台のバスがひたすら循環運行する方式ですが、新井宿駅を2回通るため利便性が高くなる一方、路線図的には分かりづらく、結局バスがどこに行くかが分からないということがあると思います。また、情報発信や注意書きはされているものの、限られた停留所のみに停車するという案内を分かりやすくする必要があると思いました。

また、バス停の設備問題も先述した通りです。やはり、人が利用すると思って運行されているのであれば、新井宿駅以外の停留所にもベンチや屋根などを設置して雨の日や、日差しの強い日でも快適にバスを待てるようにするべきだと思いました。


少し、批判的な内容になってしまいましたが、「川口ハイウェイオアシス」や「イイナパーク川口」、「川口市立グリーンセンター」、「イオンモール川口」へは新井宿駅から簡単に行ける便利な路線です。国際興業バスの「IC一日乗車券」や現在発売されている、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線と国際興業バスの川口営業所、鳩ヶ谷営業所の路線が乗れる「ぐるり川口フリーきっぷ」でも利用が可能です。


「IC一日乗車券」についてはこちらから 


「ぐるり川口フリーきっぷ」についてはこちらから 


このように、「IC一日乗車券」や「ぐるり川口フリーきっぷ」でも利用が可能ということは、かなり利用しやすいと思います。また、主要停留所のみに停車するため、ダイヤに余裕があり遅れにくい他、スピードに乗れるため速いということも魅力の1つだと思います。個人的には、新井宿駅から「イイナパーク川口」かけてこの路線しか走行しない独自区間があることも魅力だと思いました。一周乗っても35分ほどなので、ぐるりとまわるのも良いかもしれません。 


バス運転手不足の中で、新規に路線を開業させるというのは思い切った判断だと思います。あくまで、実証運行段階のため、人が乗らなければ、減便され廃止も検討されてしまうかもしれません。路線を残すためには、何より利用することが大切だと思います。新井宿駅周辺の各施設のアクセスに便利な新規開業路線をぜひ乗ってみてください。


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