営業所に近い折返場


①鳩ヶ谷公団住宅(はとがやこうだんじゅうたく)





所在地
埼玉県川口市桜町5丁目7

乗り入れ路線
①川18 川口駅東口~鳩ヶ谷公団住宅
②赤21 赤羽駅東口~鳩ヶ谷公団住宅
③西川01 西川口駅東口~鳩ヶ谷公団住宅
全て鳩ヶ谷営業所が担当

運行間隔
①川18 日中毎時1本 最大運行本数2本/時(朝、夕)
②赤21 日中毎時3本 最大運行本数平日17時台5本(朝、夕も一部時間帯4本/時)
③西川01 日中毎時4本 最大運行本数平日朝7時台10本(朝、夕も一部時間帯も5~6本/時運行あり)

ブログを見ていただきありがとうございます。前回の記事も見られているので書きます。今回はシンプルに折返場訪問です。

始めは、鳩ヶ谷公団住宅折返場から。なんといってもバスの本数が多く、住民の生活の足になっている場所だと思います。私自身も乗り入れている3系統全てに乗車したことがありますが、日中時間帯でも座席がある程度埋まり朝夕の運行本数からも分かる通り、通勤・通学にも利用され朝夕はかなり混み合う路線でした。特に赤羽駅東口から乗車した赤21系統はかなりの混雑で終点まで乗る人も5名程度はいました。

停留所名ですが、鳩ヶ谷公団住宅は昔の名称で旧鳩ヶ谷公団住宅は現在、UR団地の「コンフォール東鳩ヶ谷」という名称に変更になっています。コンフォール東鳩ヶ谷は平成17年にリニューアルされたということです。各路線共に、コンフォール東鳩ヶ谷の住民に利用されていることはもちろん、そして沿線の住民からもかなり利用されている路線だと思いました。

一方昨今のバス業界の情勢により、川口駅東口からのバスは1時間に1本となっています。以前は毎時2本程度ありました。しかしそれでも、西川口駅東口、赤羽駅東口も含め京浜東北線の3駅に日中でもある程度本数があり路線バスでアクセスしやすくなっている場所だと感じます。ちなみに新井宿駅までも徒歩10~15分以内で行ける範囲です。私もこの写真を撮影した後は新井宿駅まで徒歩で向かいました。また、この折返場に向かうまでの県道105号線から分岐した道は狭いため、折返場には常時誘導員が配置されているのも特徴です。また、本数に対して折返場内が狭く止められるスペースも4台分しかなく折り返す際には道路にはみ出すため、誘導員が配置されているのだと感じました。そのため左端には誘導員の詰所が設置されています。西川01、赤21は朝5時台からバスが設定されています。鳩ヶ谷営業所も遠くないことから朝早くから回送で鳩ヶ谷公団住宅まで向かわせ、朝5時台から路線を設定されているのだと思いました。朝5時台からでもこの利用者の感じでは、十分利用する人がいると感じました。

②舎人団地(とねりだんち)



所在地
東京都足立区舎人6丁目9 

乗り入れ路線
①川04 川口駅東口~舎人団地
②赤26 赤羽駅東口~舎人団地
全て川口営業所の担当

運行間隔
①川04 日中毎時4本 最大運行本数朝、夕の一部時間帯5本/時
②赤26 日中毎時3本 最大運行本数平日朝7時台5本
2024年の3月末までは足立区コミュニティバス「はるかぜ西11系統」西新井駅~見沼代親水公園駅も少しだけ離れた舎人団地東停留所に乗り入れていましたが、昨今のバス業界の情勢により3月末で路線廃止となってしまいました。


少し関係ない話ですが、今後紹介する機会も無いと思うのでこの場で運行していた当時の写真を貼り付けます。

舎人団地東停留所の画像はないので足立入谷町アパート停留所の画像で代用させていただきます。
1時間に1本あるかどうかといった運行本数でした。

見沼代親水公園駅で待機中の車両。しかも東武バスとのツーショット。この光景ももう見られない。

見沼代親水公園駅の時刻表。
西新井駅付近で待機中の車両。この光景ももう見られない。

私自身、この路線の廃止を知ってから2回乗車しに行ったため思い入れのある路線です。3月下旬に乗車した際には運転手さんから3月末を持って廃止される旨のアナウンスがなされ、少し悲しい気持ちになりました。この「はるかぜ3号西11系統」以外にも3月29日を持って「はるかぜ10号」が廃止となったほか、一部区間が運行終了となった「はるかぜ11号」があるなど、かなり厳しい状況なのだと感じました。また、令和6年度中には時期未定なものの、「はるかぜ7号」の廃止が予定されております。


足立区のコミュニティバス以外にも東京23区内のコミュニティバスでも運転士不足により減便される系統がありバス業界全体として厳しい状況なのだと感じました。廃止後の状況ですが、直接見に行ったわけではないので断言は出来ませんが、インターネット上の情報を見ると、移動が出来るタイプや他路線と共用で使用していた停留所については時刻表や停留所ごと撤去されたようです。一方、足立入谷町アパート停留所のように埋め込み式の「はるかぜ3号」単独の停留所についてはまだ残されているようです。また、足立区としてはこの路線が廃止されたエリアにおいてデマンド交通の実証実験をすることがホームページより知らされています。


コミュニティバスの状況やデマンド交通の詳しい情報については足立区のホームページをご覧ください。コミュニティバスも私は好きなので取り上げる機会がありましたら、乗車しに行った際に各地のコミュニティバスを取り上げていきたいと思います。
では、前置きが長くなりましたが舎人団地折返場についての解説です。

2つ目は舎人団地折返場。川04と赤26が乗り入れ、どちらもある程度本数が確保されています。折返場内にバス停は無く、少し離れたところに乗車用のバス停が設置されています。乗車用のバス停には屋根が完備され折返場内にも乗務員用のトイレが設置されています。折返場内には、7台分のバスが止められる枠があり、折返場のバスの導線は入口と出口で分かれているのが特徴です。また、折返場のすぐ奥には毛長川の新砂子路橋が架けられており、橋を渡るとすぐに埼玉県川口市です。そのため川口営業所にも近く、川口営業所から回送での出入庫が見られる場所です。川口営業所からも近いことから朝5時台からバスが設定されています。こちらも先ほどと同じで、停留所名の舎人団地は団地自体の正式な名称ではなく、団地自体の名称は「舎人町アパート」です。

今回は2か所の折返場を見てきました。少し話がそれ、廃止されたコミュニティバスの話題も取り上げましたがバス業界は改めて厳しい状況だと感じました。いいね、コメント大歓迎です。最後までお読みいただきありがとうございました。次回も折返場について取り上げる予定です。