終点だけれど折返場が無い!!


前回のブログが見られたので書きます。

今回も川口市内にある終点となっているバス停についてです。しかし、今回取り上げるのはその名も終点だけれど折返場が無い!!です。

どういうことなのか早速見ていきましょう。


①原(はら)


1枚目は終点の停留所、おや、国際興業バスの停留所をよく見ると1つだけ時刻が、、、(東武バス側も何やら怪しい時刻表)
2,3枚目は始発用ののバス停留所です。2枚目の写真、東武バスのバス停の時刻表を掲示する枠が壊れかけています。
3枚目は国際興業バスの時刻表、撮影している私が反射しているので少し画像を加工しましたが、手が少し反射しています。すみません。


1時間に1本あるかどうかです。

乗り入れ路線
①川22 川口駅東口~原~安行出羽
②川22-2 川口駅東口~原
③川口06 川口市コミュニティバス みんななかまバス新郷循環
④川10 川口駅~新栄団地
川10は東武バスセントラル草加営業事務所が担当、その他は国際興業バス川口営業所

運行間隔
川22-2 概ね1時間に1本、最大運行本数朝2本
川22 平日11時台のみ1本
川口06 平日、土のみ(日曜祝日運休)時計まわり6本/日 反時計まわり7本/日
川10 土、日、祝日のみ1本(上下各1本ずつ)

始めは、原停留所から。
まずは各路線について説明します。原停留所を多く発着しているのが川22-2系統。この系統は、川口駅東口を出発し新郷農協停留所で他系統と分岐、新郷公民館より先が独自区間となっている。元々は、川22系統が朝、夕のみこの区間を走っていたものの2008年のダイヤ改正により川22-2系統が新設され原行きが多数設定。その後のダイヤ改正により川22系統は免許維持路線として平日1本のみとなっている。
なお、川22の終点である安行出羽折返場については前回の記事をご参照下さい。
そして現在は川22-2が概ね1時間に1本という運行間隔となっている。
次は川口06系統。こちらは川口市コミュニティバスのみんななかまバス新郷循環となっており、時計まわり、反時計まわりの合わせて13本が見沼代親水公園駅を起点として川口市立医療センターまで乗り入れる循環路線となっている。路線カラーは紫色。写真には片側のみにしか停留所が写っていませんが両方向に停留所は設けられており、写っていない停留所は写真の民間バス会社のバス停から5mほど離れた場所に設置されています。
次は川10(東武バスセントラル)。
川10もいつか乗車したい路線なので説明は簡単にしますが、運行本数は土、日、祝日のみ1本。写真だと分かりづらいので時刻表を拡大して撮影した、同じ路線の別の安行花山下停留所の写真を貼り付けます

 申し訳ないのですが、別の端末から写真を取り込んだ都合上、少し画像の質が荒いです。また、時刻表の印字部分も実際にはしっかりと印字されています。申し訳ないです。

こちらは同じ路線(川10)の安行花山下停留所の新栄団地行きの時刻表。こちらの方が見やすいと思います。そう、この川10系統は説明の通り土、日、祝日のみ1本となっているのです。上下方向の時刻を確認すると、行きに新栄団地を12:00に発車し川口駅12:46到着、帰りに川口駅を13:00に発車し新栄団地13:46到着というダイヤになっている。おそらく同じ車両での運用だろう。
いろいろ説明したいことや気になることが多いのですが、川10についてはこのあたりとしてまたいつか詳しく取り上げたいと思います。
そもそも、今回言いたいことは終点なのに折返場が無いということ。川22-2がある程度発着するのに、折返場は見当たらない。折返場が無いため公道上をぐるっと回り始発の停留所にバスを付けるという終点も国際興業バスではある。(例として東浦03系統東浦和駅~緑区役所、降車専用のバス停で客を降ろした後、公道上を少し走向し、公道をぐるりと回るかたちで始発用のバス停に付けている)
しかし、この原停留所は折返場も無ければどこかで一周して車体の向きを変えられそうな道も無い。一体どこで終点となったバスが一周して始発用のバス停に付けているのか、それとも終点となったバスは全て回送でどこかに行くのだろうか、実は折返場があるのか、公道上を一周して始発用のバス停に付けているのか、謎が深まる。ご存じの方や他の意見をお持ちの方はぜひ、コメントで教えて下さい。
ウィキペディア情報によれば現在の原停留所は2008年のダイヤ改正で新設されたものであり、それ以前は現在の安行原交差点停留所が原と名乗っていたということ、つまり2008年のダイヤ改正で
現在の原停留所➡新設
ダイヤ改正以前の原停留所➡安行原交差点停留所
となっている。ぜひ、これに関連したことでも何でも良いです。ご意見をお待ちしております。

②朝日三丁目(あさひさんちょうめ)

川01系統専用の始発用バス停

始発用バス停の裏側

降車用バス停
乗り入れ路線
①川01川口駅東口~朝日三丁目
国際興業バス川口営業所が担当

運行間隔
概ね1時間に1本

次に取り上げるのは朝日三丁目停留所、朝日三丁目停留所は他にもあり多くの人が知っているのは、あずま橋通りにある川口駅東口から草加駅や安行出羽、峯八幡宮、原行き他多数の系統が乗り入れる方だ。(あずま橋通りにある朝日三丁目停留所はただの途中停留所なので、乗り入れ路線や運行間隔は省略させていただきます)
しかし、今回取り入れるのはそこから少し入った川口市道仁志町領家町線にある川01が終点としている停留所の方だ。(あずま橋通りも川口市道。しかし、あずま橋通りの方が交通量は圧倒的に多い)
位置関係は下図参照。上側にあるのが今回取り上げる川01系統が発着する朝日三丁目停留所。(グーグルマップより一部加工の上転載)


正直、言いたいことはタイトルの通りだし、先ほどと同じ事になってしまう。
そう、こちらも川01が終点としながら折返場が無いということだ。もちろん、全ての終点に折返場が無いとおかしいということを言いたいわけではない。先ほど紹介した例のように終点でぐるっと回り始発用のバス停に付ける例や運用の都合上、路線の途中であってもバスの営業所に近い停留所が始発、終点となっている系統は数多く存在する。早朝、深夜のみの入出庫での始発停留所には折返場は整備されていない場合が圧倒的に多い。(もちろん乗り入れ本数が少なくても、折返場が整備されている場所はある)
今回、実際に川口駅東口から終点の朝日三丁目までバスに乗車したが、バスが一周して始発用のバス停に付けるということも無ければ折返場に行き転回するということもなかった。また、この川01系統は川口駅東口を発車する本数の方が朝日三丁目を発車する本数の方に比べて少なく(特に土曜日の朝から日中が顕著な例)同じバスがピストン運行方式で運行をするという路線では無いようだ。そこで実際に川口駅東口から朝日三丁目まで乗車し、次に離れた位置から朝日三丁目を始発とするバスの発車時刻まで観察していたが、やはり乗ってきたバスとは別の車両が朝日三丁目を始発としてやってきた。詳しくは見られなかったのだが乗ってきたバスは回送でどこかに行ってしまった。これは先ほどよりもまだ予測が単純で、朝日三丁目に来たバスは川口駅or川口営業所に回送される、逆に朝日三丁目を始発とするバスは川口駅or川口営業所から回送としてやってきた車両を朝日三丁目を始発として運用に入るということも考えられる。


今回は私自身の疑問がある終点を取り上げるということで憶測が多くなってしまった。もし詳しい情報や別の意見をお持ちの方がいらっしゃればぜひ、コメントで教えて下さい。
折返場訪問と言いながら第2回にして早速、変わった終点を取り上げることになってしまった。これからも埼玉県南部エリアを中心に折返場や気になる路線バスの終点を取り上げていきます。ぜひ折返場が無い場所でのバスの動き方についてご存知の方がいらっしゃればコメントで教えていただけると助かります。
それではまた、好評であれば記事を書きます。