この前は手術室の新人の彼女に、

めげないで。私も治療がんばるからさ。

などど大人ぶって心の内でエールを送ってみたものの・・・

がんばるつもりでいた治療はお預け~という

宙ぶらりんな未来が待ち受けていたとは

その時は知る由もなく。

 

今回のリンパ腫は濾胞性だと生検結果を知らされ、

他の種類のリンパ腫を何となく予想していたので

少しだけ意外に感じたのだけれど、

まだ現時点においては治療のタイミングには早く、

当面は無治療経過観察ということになりました。

高腫瘍量と低腫瘍量に分類すると私は後者に該当。

前者ならすぐに治療開始なのですが、後者は無治療経過観察の選択もアリなんだそうで。

主治医の判断によりそのように決まったのでした。

癌だけでなくさまざまな病気において、早期発見早期治療が声高らかに謳われていますけれど、少なくても悪性リンパ腫に限っては例外もあるのだな~と、お勉強になりました。

これまた大人への階段を一段あがりましたさ。

 

すっかり気分は『もうすぐ抗がん剤に突入だ!モード』に

入っていたものだから、ま、拍子抜けもいいところです。

 

主治医からは冒頭できっぱり言われました。

「治ることはありません」と。

濾胞性リンパ腫を寛解状態まで持っていった患者さんは

現にたくさんいると思いますが、抗がん剤がよく効いて癌が消えても、短いスパンで再発することも多い(私自身も2年未満で再発)ので、主治医は「治ることはない」と言ったのだろうと、解釈しています。(彼の本意を確認してはいないので想像に過ぎない。)

 

 

さてさて、気持ちを立て直さなければねえ。