(フォーマットはオークス回顧と同じ)

ロゴタイプ然りヴィクトワールピサ然りノーリーズン然り、ダービーがスローになると皐月賞好走のS系は対応力に欠くけど量系のディープ産駒なら?
心身疲労の影響が出にくいのがスローとはいえ。テイエムオペラオーが走ってた時もこんなんだったんだろう、と。


3人1着マカヒキ[D:蓄積ストレスあり、消耗押さえて追込嵌まる展開かスローなら]
縦長スローで心身の摩擦が極めて少ないレースになったのでストレスの影響は出なかった。それなら延長スロー・上がり勝負適性はともに高く、好位に行く位置取りも嵌まった。

2人2着サトノダイヤモンド[C:緩めの流れなら前走との落差も活きる]
スローになったので前走ハイペースに呑まれた量系には楽。前に行く位置取りがあればベターだったが無難な鞍上らしく今回も好位から。上がり勝負適性では勝ち馬に分があったか。

1人3着ディーマジェティ[D:ストレスあり、揉まれたくなく消耗避けたいので矯めて差し競馬なら]
揉まれず消耗もしない縦長スローは打ってつけ。量的適性自体はあるが上がり勝負でより前に行く形を取った勝ち馬には少し敵わなかったか。

7人4着エアスピネル[C:前走不利多く、スローの内有利を好位より前で立ち回れば]
前走ハイペース先行で呑まれた量系。今回も積極的に乗って展開は理想的だったが、この距離の体力では上位馬に劣るところに馬体減も響いて最後は失速。

4人5着リオンディーズ[C:精神面課題で速い流れなら対応しやすく、位置取りと展開が嵌まれば]
前走の反省からか追込を選択したが、流れが遅く逆ショックに。積極的に乗ったマカヒキやエアスピネルは人気を上回っている。前に行ったとして精神コントロールできた保証もないが。スローでは。

5人6着スマートオーディン[B:勢い疲労鮮度のバランス良い、揉まれたくなく外差し決まれば]
外を回った差し馬には厳しい展開。上位入線の皐月賞上位馬は量的適性も高く、適性差や別路線の優位性を活かすには至らなかった。

11人10着プロディガルサン[C:心身疲労かなりクリアだがリズムどうか、速い流れを差しに回れば]
スローになってリズムが良い皐月賞上位馬が掲示板を占める結果だったので、リズムイマイチでショックも何ら掛からなかったようでは仕方ない。

9人11着ロードクエスト[C:追込馬の延長は避けたいので好位に行く形がベター]
延長スローの適性不足はホープフルSで既に露呈しておりこんなもの。リーディングツートップ種牡馬が掲示板を独占する中、血統の地味さ、あるいはローカル色を払拭することはできなかった。

15人15着イモータル[C:延長外枠合う、スローの前残りを前に行くショックが理想]
間隔を開けた前走で馬体が減っていたが、この日も馬体減で自身の最低馬多重。活力不足か先行することすらできず。


[総括]
位置取りのチグハグさえなければリオンディーズが二冠馬になってたんじゃあないの?
その運命の掛け違えが朝日杯出走なのだとしたら、なんとも言い難いものがある。武豊のGⅠ全制覇も達成されていたことになるであろうif。