どきっとする。
それが現実だから、突きつけられてどきっとする。
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タイを舞台に、子どもの人身売買や幼児売買春、渡航移植の問題点を描いた社会的映画。
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一応ノンフィクションなので、全てが真実であるとは限らないけれど、この黒さはより濃さを増して今も日本から20cm程はなれた場所でぶちまけられている。より黒さを増して。
過去を塗りつぶすかのように奔走する新聞記者、ただ自分をまっすぐに貫くNPOスタッフ、臆病なフリーカメラマン、愛する子どもを守るために罪をなかったことにしようとする両親、太った真っ白いいも虫みたいな白人、本当に今のいじきたない日本人、
そして、精神を 肉体を 運命を蹂躙される子供たち。
現在の貧困問題にとどまらず、それぞれがつくり、守り抜いてきた「世界」を守る、「あたりまえ」ごとの戦争みたいだった。
人の持つ、暗い部分、必ずあるその部分を抉り出すような時間でした。そして最後につきつけられる鏡。
この映画には必ず、自分のある部分が映し出されているはずだ。誰しも逃れられない、わたしがいる。