この四人安定感あるなあ
ナイナイといる若林さん春日さんらはとても過ごしやすそう、
に見える。やはりよい先輩なのだなあなんて。
オールナイトニッポンもすてきだったし。
他人事ながら、かわいがってくれてる感がうれしい。
なんて、チューハイを一本開けて、テレビに癒されてしまった。
あ、だいすきなともだちへ、カラオケつきあってくれてありがと!
なんかだらだら書きたくなったのは、鮭の仕業だと思います。
----------------------------------------------------
西日差す部屋の隅っこに
クシャクシャに丸めたダイアリー
橙色に染まって 寂しくなったら
真っ白なページの最後を
破いて作った飛行機を
再会を誓い合って 大空へ飛ばそう
淡い夢 喪失の地平
広い世界
置いてきぼりさ いつでも
----------------------------------------------------
ただただ、そこにいたくなくて。
私はどこかにいってしまいました。
一人、梅雨特有のじめじめが降り積もったアスファルトに、私一人、へばりついているみたいで、地下鉄に乗ったらそのままこぽこぽと、窒息しちゃうんじゃないかって。地面をのた打ち回る風が気持ち悪くて、ただ、高いところの風を吸いたくて、モノレールに乗った。
モノレールの先頭の、二つある一番前の席の一つに座る。
隣には2歳くらいの男の子とお母さん。
自分は何がすきなのかとか
自分は何がしたいのかとか
就職活動なんて、くそだ。
この数ヶ月ずっとずっと、先の見えない将来を、現実を突きつけられて、ずっとずっと、悩んで、悩んで、考えて、わからなくって、泣いて、悩んで、たまに妙案がひらめいたりして、嬉しくて、悩んで、落ち込んで、考えて、考えて、わけわからなくって、いやで、いやで、いやで、明日の自分だってわからないのに、何がわかるんだって、時に自分を嘲笑って、
もがいてもがいてもがいてもがいて
その先にある今日が、こんなにも、なにもないところだとは知らなかったよ。
ゆりかもめから見る景色は、青空も緑も、人も、すべてが曇天の下の、現実で、風は吹いていなかった。私は何のためにここまできたんだろうって。
こどもじみた自分の甘さを突きつけられて、やっぱり私は大人になることから逃げていたんだろうなと思った。
窓にだらんと、だらしなくよりかかって、ガラス窓一枚はさんだ曇り空の一部になっていた。一番前の席は、なんだかどきどきわくわくするけれど、冷静に眺めてみれば、所詮は、レールが見えてしまうだけのこと。だったら、一番後ろで引っ張られていくほうが、よっぽど、右に左に、わくわくするんじゃないだろうかなんて。
何番目かの停車駅、不意に隣に座っていた親子が降りていく。
男の子もお母さんも、そのくらいの子どもにしては、いやにしずかだった。
こどもは黙ってものめずらしそうに眼下に広がる光景を眺め、黙って降りていった。
男の子の頬の白さと、黒くまんまるな瞳が目に付いた、それはまぶしいくらい。
青空が見たかっただけなのに
高いところで風を感じたかっただけなのに
そんなものを期待してしまう、自分は、これまでずっと、2歳の男の子よりもひとりよがりでいただけなんだろうと思った。
路線図の一番はじっこから、反対側の一番はじっこまで、すすむと、また一番はじっこまで帰ってきた。時間にして一時間、結局一本の橋の上を行ったりきたりしただけだった。それも、何もせず、窓によりかかってまどろんでいただけで。私はただのゆりかもめだった。
乗車駅で降車しようとした私は赤いサインで改札を抜けることは叶わなかった。ピンポーンという警報音に、自分が見透かされたような、ああはいはい勝手にだめだってきめつければいいでしょはいはいどうぞご勝手に、なんて、なげやりなおももちでもあった。
気分が悪かったので、と真実に近い嘘を一つつくと駅員は私のPASMOを持って事務所の奥に引っ込んでいってしまった。往復運賃を請求されたら面倒だな、ああはいはいどうぞご勝手に、そんな斜め左目線な自分に戻ってきた駅員は、私のはぼろぼろだから再発行してもらうように、と、PASMOを返してくれた。ずっと捲れていたその角、白いテープで補修されていた。
ずっと、わかっていた。二年前に買ったPASMO、東京の大人の仲間入りだなんて浮かれてた。これで何度も改札を通ってきたの。
ずっと、わかっていたよ。就職活動のため、って現金をチャージするたびに、何度も、何度もひっかかって、めくれて、親指のささくれみたいな。
きっとだめなんだろうってわかっていて、それでもなんとかしてって言えなくて、言うほどのことじゃなくて。めくれあがるごとに、見たかったことにしていたから。めくれていく通行手形に削れた靴の裏、磨り減ったのはきっとこれだけじゃない。
ささくれだってても、捨てることはできないよ。白いテープがついた不恰好だって、これでいくしかないんだから。
再度地上に降り立つと、地下にもぐる。地下鉄でも吸って吐いて、周りの大人といっしょに私は呼吸をし、人の流れと同じように、地下鉄を乗り換えた。生ぬるい風を抜けて渋谷につくと、周りの若い女の子たちが着るような服屋をぐるぐる、ぐるぐるぐるぐると廻った。
今日も友人と待ち合わせ。
たくさんの人が待ち合わせするビルのにいた。
たくさんの人が横断歩道を渡ってくる中、私は彼女を待った。たくさんの人が横断歩道を渡っている中、一人の男性が僅か5分の間に4人に声を掛け、完全に無視されるのを見た。たくさんの人が横断歩道を渡っている中、ナンパに成功したかのように見えた男性が一人、数十秒後またもこのたくさんの人のいる横断歩道に戻ってくるのをみた。
たくさんの人、音、色。
たくさんの人がいる横断歩道の中、周りよりも小さいはずの友人を、いつもよりも早く見つけることができた。ただそれだけで、私はイコール二歳の男の子でも曇り空でもゆりかもめでもPASMOでもなんでもないことを思い出した。夕方の渋谷は無風。それでもへばりつくような風はない。自分がちゃんとそこに立っていることを思い出して、小さく手を振り駆け寄った。たくさんの人が横断歩道を渡ってくる中、どんな明日が来ても。
小さく手を振り駆け寄って、迎えにいきたいと思ったんだ。
----------------------------------------------------
大袈裟に言うなら
天の壮大な銀河も
膨張 収縮の合間に塵のようになる
心 切り売りの対価や 君の汚れたプライドで
どんな大きな成果を積み重ねようとも
それが何になろう
タイダイに成り代わって滲んだ僕らは
マイマイに成り代わって殻から這い出そう
大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう
そうさ 公転の合間に散り散りになる
現在 此処に在る僕らを
そうだ 未だ見ぬ明日を
どんな悲しい最期が待ち受けていようとも
それを「希望」と呼ぼう
未だ見ぬ明日/ASIAN KUNG-FU GENERATION
明日は学校で友達とうどんを食べるよ!早く寝ろ!
