200年住宅のススメ -162ページ目

志度の旧家

四国・志度町で現地調査。

築100年の「旧家」です。

志度1

石と欅はすばらしい・・・・


志度2

飲食を考えられる方にお勧めの案件です。
「民家ねっと」に掲載させていただきます。

『木材』というもの

木材・・・・案外その性質は知られていないモノです。

檜・杉・松・・・・・
それぞれの特徴があります。

檜は杉と比較して硬く、土台によく使います。
水に強いのは、杉の赤味(赤い杉)の方が強いですが、
柔らかいのであまり土台には使いません。

松は、シロアリが大好きな木なので、土台や柱には使いません。
油が多く、粘り気があるので、梁に使うことが多いです。

油が多く、磨けば光がしますので、床材に使うと高級品に。
日本酒か牛乳で1週間に1度程度磨きます。

木は「節のある木」の方が強いです。
木には「節がある」のが自然で、節がない木は高くなります。

昔からの製材所さんに聞くと
「最近の木材はいいものは少なくなった。
 昔の木材は質が良かった」とのこと・・・。

その原因は、伐採するまでの期間にあるようです。
肥料を上げて、昔の半分くらいの期間で大きくなる・・・。
それはやはり「強度」を落とすようです。

強度とは、「長持ちする」ということ。

材木屋として
「いい木材」を選んでお届けすること・・・大事です。
木造

新築に「古材」を使う

ポラスの北辰工務店
http://www.polus-tec.jp/hokushin/

展示場に「古材」を活用頂きました

ポラス1

「大黒柱と古材の梁」に想いを託す・・・・
「北辰流 蔵仕立ての粋な家」


ポラス2

職人技を感じる新築です。

昭和初期の家の解体

解体の相談に・・・東京・杉並区へ

馬渕邸

それは昭和初期に建てられた杉の家でした。
今回残念ながら解体して新築することに・・・。

是非、1本でも新築に使って頂きたいと思います。
「固定資産税」も半額になりますし、
何より、想いが残せます。

馬渕邸2

解体のお見積もりさせて頂き、買取させて頂きたいと思います。

文化を残す・・・・


「古材活用」や「民家再生」は環境だけではありません。

1本500円のワインと2万円のワインの違いは、本当のことを言えば「味」ではない。
もちろん500円のワインより、2万円のワインの方がおいしいのは事実なのだが
2万円のワインを飲むとき、味の差だけに19500円の価値を見出していないということだ。
では何に19500円の価値を見出しているのだろうか?
私は、それは「文化」の違いだと思っている。
「500円のワインには文化がないが、2万円のワインには文化がある。
ここで言う「文化」とは、具体的に言えば、そのワインを作っているシャトーの歴史だったり
ブドウを守ってきた人の歴史だったり、
そのワインが秘めているさまざまなストーリーのことである・・・・・・・
(千円札をすてるな より)

「古民家」に
そういう文化を感じています

移築のお店

カールベンクスさんの手掛けた「カレー屋」さん
(新潟。長岡市にあり美味しいですよ)

カレー1

もちろん、移築でした。

カレー2

高級に見えるかどうか・・・案外POINTは「窓」にあると思います。

カレー3

サッシ廻りは、水仕舞いの問題で簡単にメーカー品したいものです。
しかし・・そこがこだわりの家では大事なPOINTではないでしょうか?

いい仕事していました。

移築の秘密

移築は・・コストが掛かる・・・
確かに「全てを移築」すると・・そうです。
しかし、移築できるものはするが、難しい部分は無理しない・・
すなわち
部分的に他から持ってきた古材もしくは新材を使う・・・。
でもいいと思います。

先日新潟で有名な団子屋さん
団子4

団子5

欅の立派な店舗です。
移築です。

団子2

古材を無理せず上手に活用していました。

多くは移築し、「他から古材を持ってきて使ったり、新材も上手に使う」
それが移築には案外大事なPOINTです

移築の現場

移築が最近多くなりました。

移築はコスト的に「高い」とのイメージありますが
決して今までの事例からそうではありません。

これは再生現場も同じこと・・・。



この現場は・・・グループホーム。
いかがですか?癒されませんか?



古材には「木材を超える」歴史の力があります。

『着工」は丁寧に手間掛けて

関西での再生・・・着工です。

「木材」は100年・・いや200年は強度が増し続ける・・・
それを「解体」して捨ててしまうことを止めるのが・・・プロ。

商品を売るのでなく、手間を掛けていい仕事をするのが・・・職人仕事。

小山邸1

丁寧に・・・コツコツと


小山邸2

木にある「命」を生かし続けるために

小山邸3

22世紀にまで・・・活かすことができるのが
今に生きる職人の喜びです。

『古材』活用の新築

「古材」を使っての新築・・・・



古材は高級感が出ます。
新しい木材より・・・強度もあります。



もちろん・・環境にも優しい。
そして


癒されます。


新築に古材もお勧めです。

http://ameblo.jp/ykawakami/