『木材』というもの | 200年住宅のススメ

『木材』というもの

木材・・・・案外その性質は知られていないモノです。

檜・杉・松・・・・・
それぞれの特徴があります。

檜は杉と比較して硬く、土台によく使います。
水に強いのは、杉の赤味(赤い杉)の方が強いですが、
柔らかいのであまり土台には使いません。

松は、シロアリが大好きな木なので、土台や柱には使いません。
油が多く、粘り気があるので、梁に使うことが多いです。

油が多く、磨けば光がしますので、床材に使うと高級品に。
日本酒か牛乳で1週間に1度程度磨きます。

木は「節のある木」の方が強いです。
木には「節がある」のが自然で、節がない木は高くなります。

昔からの製材所さんに聞くと
「最近の木材はいいものは少なくなった。
 昔の木材は質が良かった」とのこと・・・。

その原因は、伐採するまでの期間にあるようです。
肥料を上げて、昔の半分くらいの期間で大きくなる・・・。
それはやはり「強度」を落とすようです。

強度とは、「長持ちする」ということ。

材木屋として
「いい木材」を選んでお届けすること・・・大事です。
木造