築86年の建物です | 200年住宅のススメ

築86年の建物です

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鑑定士さんコメント

昭和元年建築の建物ということで、築年数は86年経過しているにも関わらず、建て起こしも良く強固な造りとなっています。基礎は独立基礎(主に長石)の為、再生時には新たな基礎工事が必要です。基礎から土台までは高さが無く水に浸かると痛みやすくなるので再生時も風窓になる箇所は必ず必要です。屋根は葺き替え済みのため現状のまま改修の必要はありません。小屋組は折置組で丈三建ちの梁間が二間のため中桁・地棟はなく、差し鴨居はきっちり柱に差し込まれ、鼻栓・車知継で止めてありますが、柱が細めで弱いため補強の必要があります。内部は現在も居住されており、常に風通しや掃除をしている為、現状のままでも居住できますが、リフォームをすれば現代的なライフスタイルで、より快適に居住することができるでしょう。

古民家鑑定書の評価は、
コストはかかりますが再生可能です

伝統資財の価値を踏まえた建物価格(税込)は
1.435.716円と出ました。


この価格は、古民家鑑定は「宅地建物取引業法第34条の2第2項」及び、不動産の鑑定評価に関する法律に基づく不動産鑑定評価ではありません。
古民家のリユース促進のために定めた判断基準に沿って価値を表したものですので法的な証明にはなりませんが、未来の子供たちのために、ひとつでも多くの文化的遺産である古民家の保全、及び耐久性の確保に貢献するためにユーザー様にその価値を知って頂く為の価格だと考えております。

この古民家を解体しないで再生する事で、少なくともブナの木が1年間に吸収する二酸化炭素の量に換算すると

548本分に相当します。

古民家鑑定について詳しくはこちら
http://www.kominkapro.org/


*個人情報保護により物件の所在地、所有者が特定できる情報は記載しておりません。