東京の街をどうするか? | 建築を再生しよう!

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建築の空間の改修を通して防災・減災を考えているブログです。



東京消防庁の防災ボランティアのリーダー講習に参加してきました。
内容は、登録している防災ボランティアの方々に対して、非常時にリーダーとしてまとめていく人材を育成するカリキュラムが組まれています。

初日は、基本的な座学に加えて防災マップづくりを行いました。
二日目は、ボランティアが集まったときのまとめ方のトレーニングと防災機器の使い方の訓練を行いました。
両日とも充実した内容でしたが、初日の防災マップづくりのために渋谷の街を歩いたときは問題を改めて直に捉えることができる良い機会でした。

もともと東京の木造住宅の過密地帯は、防災上問題とされて、対策がいろいろと考えられていますが、いまだ解決に至っていません。
単純に土地を買い上げてコンクリートのマンションに建替えればOK・・・とはいかず、地域の昔からあるコミュニティを壊すことなく、落ち着いた街並みを維持できるような解決策が提案される必要があります。
過去にはアイデアコンペで、ガラスの防火壁による解決案も出たことがありますが、現実的には難が有りそうです。

しかし、このままでは本当に大きな災害となってしまいます。
ハード面はなかなか整備が付きませんが、まずはソフト面の整備が何より手っ取り早いはずです。
(自分の仕事としてはハード面がメインとなるのですが・・・。)

聞きなれた言葉ですが、まずは情報を共有し共に助け合える状態に常になるように、日頃から近所付き合いを近すぎ過ぎず、離れ過ぎずの中でうまくやっていくことが必要となるのではないでしょうか。