ユーザー車検で不合格になる可能性の高い光軸検査に向け、
簡易的に光軸を調整するための「光軸調整スクリーン」を手作りしました。
上の画像が作ったスクリーンで、段ボールに光軸の基準許容範囲を書きました。
本来の基準は10mですが、離れ過ぎると光の輪郭が判別しずらくなるので、
今回は3mと5m用を作りました。
3mと5mの両方で見る理由は、
条件(水平な場所、そこに対して垂直なスクリーン壁+車を真っ直ぐ動かす等)
による誤差も減るとの考えです。

このスクリーンが使えるのは、
・ヘッドライトの高さが1m以下用です。※1m以上は基準が変わります。
・ロービームで検査できる対象車。
・エルボー点が判別できるヘッドライト。

まずは調整するヘッドライトの中心から地面の高さを測ります。
中心はヘッドライトのレンズに、〇や◇などポッチでマークされています。
測った高さと中心をスクリーンに合わせ、壁などに貼ります。

それで、ライトをロービームでON。
そのまま真っ直ぐ車を3m後退します。

上の写真のようにエルボー点が黒色の枠内にあれば合格です。

さらに5m車を後退させ、赤枠内にあれば合格です。

画像は光の輪郭を分かりやすく書いた図です。
本来はもっと「ぼんやり」で判別しずらいですよ。
暗く外から光が入らない駐車場などで見るのが輪郭を見やすくするコツです。

今回は、3mも5mも許容範囲内にあり無調整で車検に向かいました。
結果は合格でした。
もし不合格でも予備検査をしているテスター屋さんでは
だいたい2、3千円で検査調整してくれます。