その昔
まだ、鉄道なんてものが無かった時代
ロンドンに住む人々は
ロンドンこそが、世界の中心だと言ったのだという....
実際には、ロンドンから西に500キロほど先に
地の果てと呼ばれる
ランズエンドという 聖なる岬が存在するのだけれど
ネットも、鉄道も、テレビも 無い時代の人々は
あくまで噂話くらいのものだと
都市伝説化させていたらしい....
そう、あのポーツマス条約の
ポーツマスを過ぎ
大英帝国の不沈艦として
世界最強に君臨していた プリマス大艦隊の
あのプリマスも過ぎ
更に西 100キロ
そこに
と言われれば
何もない
楽しいのか?
と言われても
エンターテイメント系のアクティビティは特にない
そうでない人には 苦痛以外の何者でもないに違いない....
ここの人は、とても 逞しい
と言われている....
吹き荒れる強風
土壌が悪く、育たぬ野菜
首都からの不便さ
常に変化する天候
それでも
ランズエンドの人々は
毎日を楽しく、明るく、前向きに生きてきた
という歴史がある
地の果てからの旅を
存分に楽みなさい
と
ここの偉人たちは
皆、言っている....